国内コンテンツマーケティング事例から、3つの成功ポイントを学ぶ!
マーケティング 2017.02.28
「リスティング、アドネットワーク、SEO、様々なWEBマーケティング施策を導入したが、効果が良くならない。」
「広告のチューニングを頑張っているのに、むしろ売上が悪化している。」
そんな課題を感じているマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか?
現在、広告出稿量が増加する一方で、掲載可能メディアは限られ、結果広告費が値上がりしています。 結果、集客に掛かるコストは、悪化してきているという状況が起きています。
そして、それらの課題を解決可能な施策が「コンテンツマーケティング」です。すでに成功している企業は、広告では得られなかった大きな成果を獲得しています。
では、コンテンツマーケティングで成功している企業の特徴はどこにあるのでしょうか?
今回は、パンタグラフで実施してきたコンテンツマーケティングの事例も踏まえ、コンテンツマーケティングで成功している企業事例を紹介いたします。
是非参考にしてください。
目次
事例の前に。そもそもコンテンツマーケティングとは?
事例紹介の前に簡単にコンテンツマーケティングとは何か?をご紹介します。
本来は、コンテンツマーケティングは、以下の1~4の手順が必要です。
- 見込み客を集客し
- 顧客ニーズを育成し
- ニーズが高まってきたタイミングでもの(サービス)を購入してもらう
- さらにはファンになってもらい、リピートしてもらう
ですが、1ばかりがフォーカスされてしまっているのが現状です。
新たなSEO手法だとか、バズるコンテンツを作ることだとか、様々な認識をされていますが、大事なことは自分たちの顧客は誰か?
その人たちと繰り返しコミュニケーションととるためには、どういった情報やノウハウを提供していくことが大事か?を考え地道に実践していくことがコンテンツマーケティングの本質だと考えています。
それでは実際にどういったことを行っていくことが成功につながるのでしょうか。
今回はコンテンツマーケティングで参考にするべき事例をいくつかご紹介いたします。
コンテンツマーケ成功のためのヒントが沢山!国内コンテンツマーケティング厳選事例3選
それでは、早速、コンテンツマーケティング事例をご紹介します。
今回は国内の事例を3つ、ビジネスにつながっていると思われるポイントとともにご紹介したいと思います。
コンテンツマーケティング事例1 BerlitzBlog
ビジネスを中心に様々なシーンでの英会話学習を提供するベルリッツが運営する、英会話学習ブログです。
このメディアは、記事更新数が少ないにも関わらず、大きなアクセス数を獲得していることも注目すべきポイントです。
事例から、集客が成功するポイントを考察
各記事を見てみると、英語の例文には必ずと言っていいほど、オリジナルの音声がついています。
確かに、英語関連の課題があって検索をするときに合わせてニーズがあるのが、「発音ってどうしたらいいの」ということです。そのニーズをうまく取り込めています。
英語教師をたくさん抱えているベルリッツだからこそ出来ているコンテンツマーケティングの事例ですが、きちんと自社の強みを分析して、自分たちにしかできないオリジナルコンテンツを丁寧に作り上げていることが、コンテンツマーケティングの成功のポイントと考えられます。
事例から、ビジネスにつながるポイントを考察
ページTOPでは、ビジネスのニーズ別に記事が用意されていることもわかり、記事を見たユーザーは、この英会話教室では、自分の抱えている英語の課題を解決してくれるかもという期待を持てるでしょう。その結果、問い合わせなどの獲得につながっていると考えられます。
コンテンツマーケティング事例2 ニキペディア
ニキビケア製品プロアクティブを販売するガシーレンカージャパンが運営するニキペディア。有名なコンテンツマーケティングの事例としても取り上げられていますね。
ターゲットは、当然ニキビに悩む年頃のユーザーとその親たち。
このメディアは特に、ニキビケアに関して悩みを持っているユーザーをしっかりとターゲティングして、コンテンツが作られていて、その悩みを持っている人が抱えているであろうほかの悩みについても軽く触れる気遣いのあるコンテンツ作りがとても素晴らしいメディアです。
事例から、集客が成功するポイントを考察
このメディアで特徴的なのは、自社製品だけでなく、他社商品を紹介することで、メディアの信頼性を獲得していることです。コンテンツマーケティングの障壁の一つとして、メディアの公平性・信頼性を保てるのか?というポイントがあります。
多くの人に見られるニキビケアのメディアを作る場合に、すべての解決策に自社製品が一番いいです!という紹介をしていても、ユーザーからは信頼を得ることができません。
多くの企業でライバル企業の製品を紹介することは、非常に難しいことですが、ニキペディアでは、ユーザーの課題を解決するうえで、他社商品がすぐれているとなれば、他社の商品でもユーザーに紹介をしてあげるというスタンスを取れていることが大きな成功のポイントになっています。
事例から、ビジネスにつながるポイントを考察
このメディアが最終的に顧客獲得につながっていると考えられるポイントは、段階的なニーズをしっかりと読み取っていることと考えられます。
どういうことかというと、まず、検索しているユーザーは、検索に対しての解答を求めています。その解答については、他社事例も紹介する公平性を持った記事内で満たすのですが、読み終えたユーザーがさらに興味を持つコンテンツをサイト内で用意しています。
かんたんニキビ診断
いくつかの質問に答えることで、ユーザーのニキビの症状を診断します。診断結果を表示させるページでようやく製品のプロモ―ションを行っています。
E-BOOK ドクターズアドバイスブック 全員無料プレゼント
多くのコンテンツマーケティングメディアでも行っている事例ですが、無料E-BOOKのプレゼントなども行っています。
コンテンツマーケティング事例3 Udemyメディア
社会人向けのマーケティングやWEB開発などのスキルアップ動画を販売しているUdemyのコンテンツメディアです。動画講座を提供している講師の方々が、記事で様々なビジネス系のHowtoコンテンツを提供しています。
ターゲットは、業務のスキルアップを狙った社会人
このメディアは特に、動画学習をしたいと思うユーザーの事前のニーズ(まずはサクッとテキストで見て学習したい)というニーズをたお
事例から、集客が成功するポイントを考察
このメディアで特徴的なのは、一つ一つの記事がユーザーのニーズをとらえ、図解などでわかりやすい解説がある点です。
動画講座への期待を高める丁寧なコンテンツ作りを行っています。
事例から、ビジネスにつながるポイントを考察
このメディアが最終的に顧客獲得につながっているとポイントは、各記事からの本サービスへの導線がしっかりマッチしていること。
サイト全体の仕組みではありませんが、それぞれの記事に来たユーザーがどういうニーズで訪れているかをはっきりと特定していることで、記事を読み終えたユーザーの次のニーズをとらえることに成功しています。
動画学習コンテンツを持っているUdemyだからこその作り方ですね。
ポイントは自社の強みとユーザーの分析+仕組み
いかがでしたでしょうか。
ご紹介した、成功しているコンテンツマーケティングの事例から見えるポイントは、
- ターゲットをちゃんととらえたコンテンツ作り
- 自社の強みをちゃんと活用したコンテンツ作り
- ユーザーのニーズを段階的にとらえるサイトの仕組みづくり
が見えてきました。
マーケティングの基本ですが、コンテンツマーケティングでも、
誰が自社の商品を買ってくれるのか?それに対して自社の強みは何なのか?それをどう活かすのか?がとても重要です。
パンタグラフでは、コンテンツマーケティングに限らず、様々な企業様のWEB戦略をサポートしています。
コンテンツマーケティングのやり方などにお悩みでしたらぜひご相談ください。
関連する記事