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Facebookページ運用に見る、JリーグクラブSNSランキングと課題

マーケティング 2014.07.17

 

2014年7月、W杯ブラジル大会はドイツの優勝で幕を閉じました。
余韻が残る中、大会で活躍した選手、これから世界に羽ばたく選手のプレーを日本で観ることが出来る、それがJリーグです。
これをきっかけに益々盛り上がってほしいと思うところであります。
そんな中、
【Jリーグで11クラブが債務超過 4クラブは3期連続赤字】
【多額の債務超過 横浜F・マリノスがJから消える?】
といったニュースは気になるところです。
運営自体は厳しい状況におかれています。
提言したい。
「Jリーグクラブは2018年のW杯までにコミュニティ形成やファン醸成ツールとして、Facebookというメディアをもう一度考え直してみてはいかがでしょうか?」
と。
テキスト、写真、映像で発信ができ、ファンやサポーターから直接声が寄せられるFacebookは、地域経営といったJリーグクラブの体制において最も身近なファンとの接点として捉えるべきものだと感じています。
・担当者がいない
・投稿のルール化が難しい
・選手に肖像権がある
・決定的な効果が見えない
様々な事情でFacebookページの扱いが後回しになっており、どのクラブチームの有効活用がしきれていないのが現状です。

 

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現在どのJリーグクラブ(まずはJリーグDivision1)がFacebookページを有効活用できているかを調査してみたいと思います。
『多くのファンに』『有意義な情報を』を届けているFacebookページを評価していきます。
指標となるのはファン数(Facebookページに“いいね!”している人数)エンゲージメント率です。

 

ファン(いいね!)数ランキング

ずはファン数で比較します。
各クラブチームの公式Facebookページに“いいね!”を押している人の数です。
Facebookでの情報発信を多くのファンに届けることが出来ているクラブチームはセレッソ大阪、サンフレッチェ広島、浦和レッズとなりました。
Facebookの利用者数で影響が考えられた首都圏や地方といった地域格差に因るファン数の差は大きく見られませんでした。地域貢献度4年連続第1位の川崎フロンターレが公式Facebookを運営していないのは寂しいです、是非スタートしてほしい。

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セレッソ大阪:41,192人/サンフレッチェ広島:39,141人/浦和レッズ:37,544人/名古屋グランパス:28,730人/FC東京:18,364人/清水エスパレス:17,852人/ガンバ大阪:17,643人/アルビレックス新潟:12,937人/横浜マリノス:10,639人/ヴィッセル神戸:10,293人/柏レイソル:9,350人/ヴァンフォーレ甲府:7,652人/大宮アルディージャ:6,578人/徳島ヴォルティス:5,834人/サガン鳥栖:3,918人/ベガルタ仙台:無し/鹿島アントラーズ:無し/川崎フロンターレ:無し
※2014年7月W杯終了直後時点調べ

最もファン数(いいね!数)の多いセレッソ大阪

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次いでファン数(いいね!数)の多いサンフレッチェ広島

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エンゲージメント率ランキング

2つ目の評価軸はエンゲージメント率です。 エンゲージメント率というのは「反応数(いいね数+コメント数+シェア数)÷投稿数÷ファン数」で計算される情報のコンテンツ価値です。 つまり、ファンにとって有益な情報が提供されているかを比較する数値です。この数値が多いほど“いいね!”と押したくなる情報がFacebookで提供されているということになります。 今回は2014年7月W杯直後のシーズンの勝敗が影響しない調査時点にて直近5つの投稿記事のエンゲージメント率を比較しランキングしました。

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浦和レッズ、FC東京のようにファン数は多いにも関わらず業務連絡のような投稿を繰り返していると、いざ全員に届けたい情報がある際にファンのタイムラインに届く割合が低くなります。
一方、サガン鳥栖は4,000人とファン数は少ないものの多くの反応を得ておりエンゲージメント率が非常に高い水準となっています。
適切なタイミングで適切な情報が投稿されており、Facebookページ専用にデザインされた画像がファンの心を動かしていると判断できます。
※エッジランクというエンゲージメント率によって決まるFacebookページの価値が高ければ優先的にタイムラインに多く表示され、エッジランクが低くなってしまったFacebookページはどんな投稿をしてもファンのタイムラインに届かなくなります。

エッジランク(Facebookページの表示価値)を下げてしまう浦和レッズの投稿

[7/18(金)トレーニングスケジュールについて]未定となっていた7月18日(金)のトップチームトレーニングスケジュールが決まりましたので、お知らせいたします。16:00から大原サッカー場でのトレーニングとなります。

Posted by 浦和レッドダイヤモンズ on?2014年7月13日

 

タイミングやデザインがルール化されているサガン鳥栖の投稿

豊田陽平選手がNHK総合で放送される6/14(土)「サタデースポーツ」、6/15(日)「サンデースポーツ」に生出演!!そして、2014FIFAワールドカップ日本の初戦「日本×コートジボワール」の中継(NHK総合)にゲスト出演が決定しました。是非、ご覧ください。

Posted by サガン鳥栖(SAGANTOSU) on?2014年6月10日

 

最もFacebookページを有効活用しているJリーグクラブはセレッソ大阪

優勝はファン数、エンゲージメント率ともに好成績をおさめているセレッソ大阪、次いでサンフレッチェ広島でした。
現在の日本サッカーで好調な2チームがFacebookランキングでも上位を独占する結果となりました。Facebookページのファン数は多くないものの、良質な運営が行われていることでガンバ大阪が3位に食い込んでいます。
今後ファン数獲得のための施策を投じることで更なるFacebook活用が促進されると考えられます。

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最後に:Facebookページのファンが増えると観客動員数は増えるのか?

最後に2014年シーズン6月までの観客動員数とFacebookページのファン(いいね!)数で相関を取ってみました。相関係数は0.5、現状強い相関があるとは言い難い数値です。
観客動員数が多いからFacebookページのファンが多いのか?はたまた、Facebookページのファンを増やせば観客動員数は増加するのか?
今後更なる強い相関に成長し、Facebookページでのファンが増えれば観客動員数も増えるという相互作用を生み出していってほしいです。

相関係数は0.5、ある程度の相関があるという状況

sokan

 

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