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リッチプッシュ通知とは?国内外のクリエイティブ事例7選
マーケティング 2018.10.01
リッチプッシュ通知についてご存知でしょうか。
簡単に言えば、豪華なプッシュ通知。詳しくは後ほど説明しますが、AndroidやiPhoneで取り入れられている、比較的新しい技術です。
しかし、リッチプッシュ通知はまだまだ新しい技術と言えるため、具体的な事例があまり見られないのが現状です。
そこで本記事では、Androidスマートフォンでのリッチプッシュ通知の事例を国内外から集め、特にプッシュ通知のクリエイティブに焦点を当てて紹介していきます。
目次
リッチプッシュ通知とは
リッチプッシュ通知とは、従来のプッシュ通知の「スマートフォンの画面上に、アプリやサイトからのお知らせをリアルタイムで表示する」機能に、画像や動画、アプリを操作する機能やWebサイトへの導線などの「リッチ」な機能を盛り込んだものです。
上の画像のように、写真やボタンなどを効果的に使うことで、他のプッシュ通知よりも注目を集めたり、ユーザーの利便性を高めたりすることができます。
特に、Android4.1 から Androidスマホでリッチプッシュ通知機能が使えるようになり、注目されているUI施策といえます。iPhoneでも、iOS10以降では、アニメーション等のリッチな機能が追加されました。
リッチプッシュ通知のクリエイティブ事例7選
ここからは、リッチプッシュ通知のクリエイティブ事例として、国内外の活用事例を、機能別に見ていきましょう。
画像や動画を利用したリッチプッシュ通知活用事例
CBS Sports[海外]
(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.usatoday.android.news)
CBS Sportsは、アメリカのテレビ・ラジオ放送局CBSによる幅広いスポーツの情報を配信するアプリ。
通知で簡単な説明が表示され(左)、通知を開くと、試合の写真が表示されます(右) 。
▶のマークを押すとアプリが開き、写真のシーンの動画を視聴できます。
さらにそこから、アプリ内の現在行われている試合のLIVE映像への誘導もあります。
Yahoo!天気
(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.yahoo.android.weather.type1)
Yahoo!天気では、台風発生時に天気図のキャプチャーを表示。
クリエイティブとしては凝ったものではないが、ユーザーが情報を得たいタイミングに的確なプッシュ通知をすることによって非常に臨場感のあるコンテンツになっています。
クックパッド
(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.cookpad.android.activities)
クックパッドでは、毎日正午ごろに「今日のおすすめレシピ」をリッチプッシュ通知として配信。
通知ではメニュー名が表示され(左)、通知を開くと、そのメニューの写真が表示されます(右) 。
アプリと連動する機能を使ったリッチプッシュ通知事例
USA TODAY[海外]
(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.usatoday.android.news)
アメリカのニュースを包括的に扱っているニュースアプリ「USA Today」。
通知では見出しと記事の冒頭の一部が表示され(左)、通知を開くと、見出しの全文と記事の続き、および写真が表示され、「共有」と「保存する」のボタンが出てきます(右) 。
LIMIA
(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=limia.jp.limia)
DIYやインテリアのイメージを集めたアプリ「LIMIA」では、アプリのイメージにあわせたシンプルでおしゃれな写真で訴求。
写真の上のテキストでは、ジャンルを【】でくくってユーザーに伝わる工夫がされています。
また、リンク文言も「アイディアを見る」「一覧を見る」など、ユーザーへの動機付けとなる言葉選びがなされています。
様々な工夫で目を引くリッチプッシュ通知事例
グノシー
(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.gunosy.android)
「グノシー」では、リッチプッシュ通知のサムネイル画像が他のアプリからの通知に比べて一回り大きいという工夫がなされています。
NewsPicks
(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.newspicks)
「NewsPicks」では、おしゃれなバナーのように、写真に文字を載せた画像で訴求しています。
さらに、テキストの文頭にブランド名(ここでは「ドンキ」など)を載せるといった、ユーザーの目に留まりやすい工夫も見られます。
リッチプッシュ通知の数値的効果事例
最後に、Androidでのリッチプッシュ通知の効果について、数値的に公開されている海外事例を紹介します。導入の参考にしてみてください。
Dinda Compre Moda Infantil Online
(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=br.com.dinda&hl=en)
ブラジルの子供向けファッションECサイト「Dinda」。
セグメンテーションとA/Bテストの結果、リッチプッシュ通知がダイレクトオープン比率を25%上昇させたことがわかりました。
さらに、リッチプッシュ通知のテキスト部分に絵文字を入れたところ、絵文字なしと比べて、エンゲージメント率がさらに20%上昇したそうです。
(参照 https://possiblemobile.com/2018/02/rich-push-notifications-drive-results/, https://www.urbanairship.com/blog/push-notifications-and-predictive-churn-analytics-boost-sales, https://youtu.be/pAsk3U0veoI)
NCAA March Madness
(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=br.com.dinda&hl=en)
全米大学体育協会男子バスケットボールトーナメントの公式アプリ「NCAA March Madness」。
2017年より、ユーザーにシェアなどのアクションを促したり、近く開始する試合をアラートしたりするために、リッチプッシュ通知を導入したところ、テキストのみのプッシュ通知より、効果が18%向上しました。
(参照 https://possiblemobile.com/2018/02/rich-push-notifications-drive-results/)
まとめ
リッチプッシュ通知の活用法について、アプリの種類別でまとめると、以下のようになりました。
ニュース・情報系
・鮮度の高い情報を、興味をそそる画像付きで紹介
・動画などのリッチコンテンツでアプリ誘導を図る
・シェア・保存機能を付加
・サムネイルが大きいものも
サービス・コンテンツ系
・シズル感・オシャレ感のある写真で訴求
・テキストにはブランド名を目立つ位置に掲載(絵文字利用も)
・クーポン内容は目立つ位置に掲載
・アクションを促す文言でアプリへ誘導
リッチプッシュ通知は、通常のプッシュ通知と比べて様々な工夫ができます。
導入する際は、ぜひ参考にしてください。
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