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リッチプッシュ通知とは?国内外のクリエイティブ事例7選
マーケティング 2026.06.24

リッチプッシュ通知は、誕生当初は目新しい技術でしたが、2026年現在ではAndroid・iOSの両OSやWebブラウザで広く使われる一般的な機能になっています。
簡単に言えば、豪華なプッシュ通知です。画像や動画、ボタンなどを使って訴求できるのが特徴で、AndroidやiPhoneで標準的に取り入れられています。
とはいえ、クリエイティブの作り方次第で効果に差が出やすいため、具体的な活用イメージが掴みにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Androidスマートフォンでのリッチプッシュ通知の事例を国内外から集め、特にプッシュ通知のクリエイティブに焦点を当てて紹介していきます。
なお、本記事で紹介する事例は2018年の公開時点のものです。アプリのUIや仕様は変更されている場合があるため、最新の状態は各アプリでご確認ください。あわせて、2026年時点の効果データや、Android/iOSにおける最新の通知許可(オプトイン)事情についても解説します。
目次
リッチプッシュ通知とは
リッチプッシュ通知とは、従来のプッシュ通知の「スマートフォンの画面上に、アプリやサイトからのお知らせをリアルタイムで表示する」機能に、画像や動画、アプリを操作する機能やWebサイトへの導線などの「リッチ」な機能を盛り込んだものです。

上の画像のように、写真やボタンなどを効果的に使うことで、他のプッシュ通知よりも注目を集めたり、ユーザーの利便性を高めたりすることができます。
Android・iOSともに早い段階からリッチプッシュ通知に対応しており、2026年現在は特別な技術ではなく標準的な機能として広く普及しています。一方で、Android 13(2022年〜)以降はiOSと同様に、通知を送るには事前にユーザーの許可(オプトイン)を得る必要があるよう仕様が変わりました。
そのため、ユーザーに「通知を許可したい」と思ってもらえるクリエイティブの質が、これまで以上に重要になっています。
リッチプッシュ通知のクリエイティブ事例7選
ここからは、リッチプッシュ通知のクリエイティブ事例として、国内外の活用事例を、機能別に見ていきましょう。
なお、ここで紹介する事例は2018年の公開時点の情報をもとにしています。サービスのリニューアルやUI変更によって、現在は仕様が異なる場合がある点をご了承ください。
画像や動画を利用したリッチプッシュ通知活用事例
CBS Sports[海外]

(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.usatoday.android.news)
CBS Sportsは、アメリカのテレビ・ラジオ放送局CBSによる幅広いスポーツの情報を配信するアプリ。
通知で簡単な説明が表示され(左)、通知を開くと、試合の写真が表示されます(右) 。
▶のマークを押すとアプリが開き、写真のシーンの動画を視聴できます。
さらにそこから、アプリ内の現在行われている試合のLIVE映像への誘導もあります。
Yahoo!天気

(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.yahoo.android.weather.type1)
Yahoo!天気では、台風発生時に天気図のキャプチャーを表示。
クリエイティブとしては凝ったものではないが、ユーザーが情報を得たいタイミングに的確なプッシュ通知をすることによって非常に臨場感のあるコンテンツになっています。
クックパッド

(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.cookpad.android.activities)
クックパッドでは、毎日正午ごろに「今日のおすすめレシピ」をリッチプッシュ通知として配信。
通知ではメニュー名が表示され(左)、通知を開くと、そのメニューの写真が表示されます(右) 。
アプリと連動する機能を使ったリッチプッシュ通知事例
USA TODAY[海外]

(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.usatoday.android.news)
アメリカのニュースを包括的に扱っているニュースアプリ「USA Today」。
通知では見出しと記事の冒頭の一部が表示され(左)、通知を開くと、見出しの全文と記事の続き、および写真が表示され、「共有」と「保存する」のボタンが出てきます(右) 。
LIMIA

(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=limia.jp.limia)
DIYやインテリアのイメージを集めたアプリ「LIMIA」では、アプリのイメージにあわせたシンプルでおしゃれな写真で訴求。
写真の上のテキストでは、ジャンルを【】でくくってユーザーに伝わる工夫がされています。
また、リンク文言も「アイディアを見る」「一覧を見る」など、ユーザーへの動機付けとなる言葉選びがなされています。
様々な工夫で目を引くリッチプッシュ通知事例
グノシー

(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.gunosy.android)
「グノシー」では、リッチプッシュ通知のサムネイル画像が他のアプリからの通知に比べて一回り大きいという工夫がなされています。
NewsPicks

(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.newspicks)
「NewsPicks」では、おしゃれなバナーのように、写真に文字を載せた画像で訴求しています。
さらに、テキストの文頭にブランド名(ここでは「ドンキ」など)を載せるといった、ユーザーの目に留まりやすい工夫も見られます。
リッチプッシュ通知の数値的効果事例
最後に、Androidでのリッチプッシュ通知の効果について、数値的に公開されている海外事例を紹介します。導入の参考にしてみてください。
Dinda Compre Moda Infantil Online

(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=br.com.dinda&hl=en)
ブラジルの子供向けファッションECサイト「Dinda」。
セグメンテーションとA/Bテストの結果、リッチプッシュ通知がダイレクトオープン比率を25%上昇させたことがわかりました。
さらに、リッチプッシュ通知のテキスト部分に絵文字を入れたところ、絵文字なしと比べて、エンゲージメント率がさらに20%上昇したそうです。
(参照 https://possiblemobile.com/2018/02/rich-push-notifications-drive-results/, https://www.urbanairship.com/blog/push-notifications-and-predictive-churn-analytics-boost-sales, https://youtu.be/pAsk3U0veoI)
NCAA March Madness

(Google Play Store: https://play.google.com/store/apps/details?id=br.com.dinda&hl=en)
全米大学体育協会男子バスケットボールトーナメントの公式アプリ「NCAA March Madness」。
2017年より、ユーザーにシェアなどのアクションを促したり、近く開始する試合をアラートしたりするために、リッチプッシュ通知を導入したところ、テキストのみのプッシュ通知より、効果が18%向上しました。
(参照 https://possiblemobile.com/2018/02/rich-push-notifications-drive-results/)
2025年に公開されたAIRSHIP社の調査では、リッチプッシュ通知を活用すると、テキストのみの通知と比べてダイレクトオープン率が平均22%向上すると報告されています。また、Pushwoosh社の調査では、通知本文に絵文字を加えることでクリック率が平均13%程度向上したというデータも公開されています。
2018年当時の事例だけでなく、こうした最新の調査データも踏まえてクリエイティブを検討するとよいでしょう。
2026年現在、リッチプッシュ通知を取り巻く環境の変化
2026年現在、リッチプッシュ通知を取り巻く環境は、本記事の初公開時(2018年)から大きく変化しています。導入を検討する際は、以下の3点も押さえておきましょう。
通知の「オプトイン化」が進んだ
以前のAndroidは、アプリをインストールすると初期設定で通知が有効になっていました。しかし、Android 13(2022年〜)以降はiOSと同様に、ユーザーが明示的に許可をしなければ通知を送信できない「オプトイン方式」に変わっています。
そのため、初回の通知許可ダイアログが表示されるタイミングや、許可を促す事前説明(プリパーミッション画面)の工夫が、リッチプッシュ通知の効果を左右する重要な要素になっています。
配信基盤がFCM(Firebase Cloud Messaging)に統一された
Googleが提供していたプッシュ通知配信基盤「GCM(Google Cloud Messaging)」は2019年4月に廃止され、現在はFCM(Firebase Cloud Messaging)に一本化されています。新たにリッチプッシュ通知を実装する場合は、FCMをベースに設計するのが基本です。
PWA・Webプッシュによる選択肢の広がり
アプリを開発せずに、PWA(Progressive Web Apps)の技術を使ってWebサイトからリッチなプッシュ通知を配信する手法も普及しています。アプリのインストールが前提にならないため、より多くのユーザーにアプローチしやすいのが特徴です。
リッチプッシュ通知の技術的な仕組み全般については、「プッシュ通知の仕組みは?種類や主な効果、配信のポイントを解説」でも詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
まとめ
リッチプッシュ通知の活用法について、アプリの種類別でまとめると、以下のようになりました。
ニュース・情報系
- 鮮度の高い情報を、興味をそそる画像付きで紹介
- 動画などのリッチコンテンツでアプリ誘導を図る
- シェア・保存機能を付加
- サムネイルが大きいものも
サービス・コンテンツ系
- シズル感・オシャレ感のある写真で訴求
- テキストにはブランド名を目立つ位置に掲載(絵文字利用も)
- クーポン内容は目立つ位置に掲載
- アクションを促す文言でアプリへ誘導
リッチプッシュ通知は、通常のプッシュ通知と比べて様々な工夫ができます。導入する際は、ぜひ参考にしてください。
2026年現在は、クリエイティブの工夫に加えて、ユーザーに通知を許可してもらうための導線設計や、FCM・PWAといった最新の配信基盤への対応も欠かせないポイントです。最新の仕組みも踏まえたうえで、リッチプッシュ通知を効果的に活用していきましょう。
パンタグラフでは、スマートフォンを活用したマーケティングについて、お客さまのニーズに応じたご提案をさせていただいています。
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