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Webサイトのアクセス解析を解説!目標・分かること・使うべき無料ツールは?
マーケティング 2026.06.25

※ Googleアナリティクスの旧バージョン「ユニバーサルアナリティクス(UA)」は2023年7月に計測を終了し、2024年7月にはデータ閲覧も完全に終了しました。本記事は、現行のGA4(Google アナリティクス4)を前提にリライトしています。
Webサイトを運営するにあたり、アクセス解析は羅針盤のような役割を果たします。
羅針盤は、船が進むべき方向を教えてくれます。
もし羅針盤なしで出港しようものなら、たちまち遭難してしまうでしょう。
Webサイトの運営も、アクセス解析ツールなしでは目指すべき方向を失ってしまいます。
この記事では、なぜアクセス解析は重要なのか、アクセス解析から分かること、その際に使えるツールなどについて解説します。
目次
Webサイトのアクセス解析はなぜ重要なのか?
アクセス解析とは、「ユーザーがどのページを見たのか」「どんな行動をしているのか」といった、サイトのアクセス状況を解析することをいいます。

アクセス解析を行う最大の目的はサイトの質を上げることです。
具体的には、「コンバージョン数」と「コンバージョン率」を調べ、高めることなどが挙げられます。
コンバージョンとは、そのサイトで「ユーザーに行ってもらいたい行動」のことです。
例えば、商品を販売するために作ったWebサイトであれば「ユーザーに購入ボタンを押してもらう」ことをコンバージョンに設定しますし、有料会員制のサービスを運営しているのであれば「入会申込み」をコンバージョンに設定します。
コンバージョンは、必ずしも支払いが発生するアクションである必要はなく、「資料請求」「商品サイトの閲覧」など、商材や担当者の戦略に合わせて自由に設定します。
では、「コンバージョン数」および、Webサイトの閲覧数に対する「コンバージョン率」を上げるために、どうしてアクセス解析が重要になるのでしょうか?
それは、アクセス解析をしなければ、効果的なWebサイト施策・改善ができないためです。
アクセス解析が必要になるタイミングとは?
アクセス解析が必要な例を見てみましょう。
ある会社の販売部門の部長が、Webサイト運営の担当者に
「Webサイト経由の売上がイマイチだ。何とか売上を上げるための改善策を練ってくれないか」
と指示を出しました。
しかし、この担当者はWebサイトにアクセス解析を導入しておらず、販売ページに訪れたユーザーの内、何%が商品を購入したのかも分かりません。
そのような場合、担当者は、他社の大手ECサイトなどを見ながらバナーのサイズを変えたり、サイトのデザインを変更したりという対策を行うでしょう。
しかし、このような方法では、
- 元のWebサイトのうち、どの部分がうまくいっていたのか?
- これまで行った対策のうち、最もうまくいったものは何か?
などを知ることができません。
つまり、アクセス解析をしなければ、行き当たりばったりの方法でWebサイトを運営してしまうことになるのです。
アクセス解析で分かること
アクセス解析では、さまざまな無料ツールが提供されており、最初にいくつか設定をするだけで驚くほどたくさんの情報が得られます。

例えばアクセス解析ツールの中で最も名が知られている「Googleアナリティクス」(現行のGA4。旧バージョンのユニバーサルアナリティクス(UA)は2024年7月に完全終了しています)では、以下のようなデータを収集できます。
- 行動に関する情報
ページビュー数(どれくらいページが見られたのか)、ユーザーがどのページからどのページに遷移したのかなど
- 集客に関する情報
ユーザーはどの検索エンジン経由で訪れたのか、SNSから訪れたのかなど
- オーディエンスに関する情報
Webサイトに訪れたユーザーの年齢や性別、地域など
- コンバージョンに関する情報
ページを見た人のうちどれくらいが、目標とする行動をとったのかなど
このほかにも、さまざまな情報を知ることができます。Googleアナリティクスを導入するだけで、これだけ多くの情報を一度に把握できるようになります。
アクセス解析の前に知っておくべき用語
ここで「ページビュー数」(GA4の管理画面上では「表示回数」と表記されます)という言葉が出てきました。Webサイトのアクセス解析をする際に、知っておくべき代表的な用語には、以下のようなものがあります。
- PV(ページビュー)
そのページが何回見られたかということ。
- UU(ユニークユーザー)
そのページに訪れたユーザーの数。PVが多くても、1人のユーザーが何度も見ているだけならば、UUは少なくなる。
- インプレッション数
広告を打った際に、その広告が表示された回数のこと。
- CVR
Conversion Rate(コンバージョン率)のこと。ページが、PVまたはUUに対して、どれくらいの確率でコンバージョンできたのかを表す。
- CTR
Click Through Rate(クリック率)のこと。「広告がインプレッション数に対して、どのくらいの確率でクリックされたのか」または「サイトが、検索結果で表示された数に対して、どのくらいの確率でクリックされたのか」を表す。
- セッション数(訪問数)
ユーザーがサイト自体に訪れる回数。同じサイト内の複数のページを連続で見ても、1回のセッションとして数えられる。
- 離脱率
ユーザーがそのページを見たのを最後に、サイトを去ってしまった確率。GA4の標準レポートには表示されないため、確認したい場合は探索レポートで算出する必要がある。
- 直帰率
GA4では「エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合」を指す。UA時代は「そのページのみを見て、サイトを去ってしまった確率」だったが、GA4では定義が変わっている。
- エンゲージメント率
GA4で新たに導入された指標で、「10秒を超える滞在」「2回以上のページビュー」「コンバージョンの発生」のいずれかを満たしたセッション(=エンゲージメントのあったセッション)の割合。直帰率に代わり、GA4ではこちらの指標の確認が推奨されている。
- ランディングページ
サイトの中で、そのユーザーが初めに訪れたページ。「ランディング」とは着地のこと。
これらを確認することで、Webサイトの目指すべき方向が分かるでしょう。
アクセス解析に役立つ無料Webツール
アクセス解析の際に知るべき情報がわかったところで、アクセス解析に役立つツールをご紹介します。事前にサイトに解析ツールを仕込んでおくことで、後々のアクセス解析が簡単に進められます。

無料アクセス解析ツール①Googleアナリティクス
アクセス解析ツールの中で最も有名なのが「Googleアナリティクス」でしょう。現行バージョンはGA4(Google アナリティクス4)です。
先程も紹介しましたが、Googleアナリティクスでは、Webサイトに訪れるユーザーの情報や行動パターン、コンバージョン率など豊富な情報を収集できます。
特別な事情がない限り、導入しない理由はありません。
無料アクセス解析ツール②Googleサーチコンソール
「Googleサーチコンソール」も、Google社が提供しているアクセス解析ツールです。
「どのようなキーワードで検索されているのか」「検索結果のうち、何位に表示されているのか」「クリック率はどれくらいなのか」といった情報が分かります。
アクセス解析ツールの中でも、主にSEO対策(検索エンジンでできるだけ上位に表示させるための施策)を目的に使われるツールです。
無料アクセス解析ツール③User Heat
「User Heat」はWebサイトのページをヒートマップとして解析できるツールです。
ヒートマップでは、「ページ内のどこがよく見られているか」「どこをクリックされることが多いか」がサーモグラフィーのように可視化されます。
ユーザーの離脱が多い場所の内容を書き換える、クリックされやすい場所にユーザーへのアクションを促す広告を貼るといった改善に役立ちます。
「User Heat」は月間30万PVまでは無料で使えますので、試しに導入してみてはいかがでしょうか。
無料アクセス解析ツール④Microsoft Clarity
「Microsoft Clarity」は、Microsoft社が提供する完全無料のヒートマップ・セッションレコーディングツールです。ヒートマップに加えて、実際のユーザーの操作画面をそのまま録画して再生できるセッションレコーディング機能を備えており、PV数やレコーディング数に上限がない点が大きな特徴です。
Googleアナリティクスとの連携も可能で、「数値で分かる課題」と「実際の操作画面で見える課題」を併せて確認したい場合におすすめのツールです。
よくある質問
アクセス解析ツールに関して、よく寄せられる質問をまとめました。
「Googleアナリティクス」と言うとき、今はどのツールを指しますか。
現在「Googleアナリティクス」という言葉は、GA4(Google アナリティクス4)を指します。従来のユニバーサルアナリティクス(UA)は2023年7月に計測を終了し、2024年7月にはデータの閲覧も完全に終了しているため、これから新たに導入する場合はGA4一択になります。
直帰率とエンゲージメント率は何が違いますか。
直帰率は、UA時代は「1ページのみ見て離脱した割合」を指していましたが、GA4では「エンゲージメントが発生しなかったセッションの割合」に定義が変わっています。GA4では直帰率よりも、能動的な行動があった割合を示す「エンゲージメント率」を確認するのが基本になっています。
アクセス解析ツールは1つだけ導入すればいいですか。
数値で全体像を把握するGoogleアナリティクスと、ページ内の行動を可視化するヒートマップツールは、それぞれ見える情報が異なります。両方を組み合わせることで、「どこに問題があるか」と「なぜその問題が起きているか」の両面から分析できます。
アクセス解析のまとめ
アクセス解析ツールは、無料で提供されているものが多い上に、その効果も絶大です。Webサイトを運営しているなら、ぜひ導入してみましょう。
パンタグラフでは、Webサイトの制作はもちろん、アクセス解析、Webマーケティングも行っています。
「アクセス解析の数値は見ているが、なぜその結果になっているのか分からない」という場合は、専門家の視点で課題を抽出する「ヒューリスティック分析」も効果的です。パンタグラフのヒューリスティック分析では、UI/UXの専門家がサイトを直接確認し、数値の裏にある具体的な課題を整理します。
何か困ったことがありましたら、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
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