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スマートフォンサイトのハンバーガーメニュー事例|メリット・デメリットと活用方法を解説
UI/UXデザイン 2026.09.30

本記事は2026年8月に内容を更新しました。初回公開は2017年8月4日です。今回の更新では、2026年時点で主流のタブバー・ボトムナビゲーションといったメニューUIパターンを追加しています。
スマートフォンサイトはもちろん、PCサイトにおいても「ハンバーガーメニュー」が採用されているページをよく目にします。
今回は「ハンバーガーメニュー」と呼ばれるメニューをはじめ、「ヘッダー・フッターメニュー」や「スプリングボード」、「タブメニュー」といった様々なスマートフォンサイトのメニューのUIを調査しました。御社のサービスやコンテンツに合わせて効果的なメニューを構築することで、ユーザーの利便性を高めることができます。
メニューUIは、UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザー体験)の両方に関わる要素です。UI/UXの基礎については「UI/UXとは?意味・違い・AI時代のユーザー目線デザインの重要性を解説!」、成果につながる使いやすさの考え方は「ウェブユーザビリティとは何か?UIとUXとユーザビリティの関係性について」もあわせてご覧ください。
目次
ハンバーガーメニューとは
「ハンバーガーメニュー」とは、横に三本のラインが入ったボタンデザインのことを指します。
アイコンデザインがハンバーガーのように見えることから、そのように呼ばれるようになりました。
「ハンバーガーメニュー」をタップすると一般的にはサイトのコンテンツ一覧が表示されます。全てのページの右上もしくは左上に設置されていることが多く、目的のページへ迷うことなくアクセスできます。

このように、ハンバーガーメニューは、限られた画面領域でも多くのコンテンツを整理して格納できるUIパターンです。
ハンバーガーメニューのメリットとデメリット
ハンバーガーメニューには、ユーザー認知度の高さとレイアウトの自由度というメリットがある一方、メニューだと気づかれずクリック率が下がりやすいというデメリットがあります。
様々なサイトを閲覧しているとよく見かけるハンバーガーメニュー。しかしそんなハンバーガーメニューにもデメリットが存在します。
メリット
メリットは、ユーザーの認知度の高さと、コンテンツ量を問わない柔軟なレイアウトです。
- スマートフォンサイトでの導入率が高いため、ユーザー認知度も高い。
-
コンテンツ数が多くても少なくても様々なレイアウトが可能。
使われていないサイトの方が少ないのでは、と感じるほどよく見かけるためユーザーの認知度は高いと予想できます。また数を問わずにコンテンツのリストを格納できるところもポイント。タップした時、横スライド表示、アコーディオン開閉、モーダルウィンドウで全画面にメニューを表示したりと自由にデザインできます。

デメリット
デメリットは、メニューだと気づかれにくく、クリック率が低下しやすい点です。
-
メニューを示したものだとわかりづらいためクリック率が低い。
普及率が高いとはいえ、それがメニューだと認識しづらいユーザーが多くいるのも事実です。改善案として、三本ラインの下に「MENU」「メニュー」などと記載することで、初回訪問者にもわかりやすく見せる対策を取っているサイトも多く見られます。

自社サイトのハンバーガーメニューが実際に使いやすいか客観的に評価したい場合は、専門家の視点で課題を抽出する「ヒューリスティック分析」も有効です。
その他よく利用されているメニューのUI
ハンバーガーメニュー以外によく使われるメニューUIには、ヘッダー・フッターメニュー、スプリングボード、タブメニューがあります。
スマートフォンで使えるメニューのUIは「ハンバーガーメニュー」だけではありません。
ヘッダー・フッターメニュー
ヘッダー・フッターメニューは、視認性の高さと常時表示できる点が強みです。

メリット
- 視覚的にメニューだとわかりやすい。
- 画面の上部または下部に固定することで、常に画面に表示させることができる。
横に並んだこのスタイルは、PCサイトでも昔からよく見かけるUIです。その為、メニューだと認識しやすいのがメリットです。
またメニューを画面に固定することで、スクロールをしても常にメニューが表示されます。それにより、他のコンテンツにワンクリックでアクセスできる点も優れています。
デメリット
- あまり多くのコンテンツは設置できない。
画面領域が狭いスマートフォンでは、横にあまり多くのコンテンツを並べることができません。タップのしやすさも考慮すると、5つが限界だと考えられます。
スプリングボード
スプリングボードは、視認性の高さとタップのしやすさが強みです。

メリット
- 視認性が高く、視覚的にもわかりやすい。
- ボタンが大きくタップしやすい。
サイズが大きくひとつひとつに存在感がある為、コンテンツがわかりやすく幅広い年齢層にも優しいインターフェースです。
デメリット
- 画面の領域がボタンで埋まってしまうため、コンテンツが多いとサイトの全体像がわかりづらくなる。
大きめのサイズで配置する為、コンテンツ数があまりに多いと画面がボタンで埋まってしまい、操作性も悪くなってしまいます。
タブメニュー
タブメニューは、メニューとしての認識しやすさとコンパクトなレイアウトが強みです。

メリット
- 視覚的にメニューだとわかりやすい。
- ある程度コンテンツ数があってもコンパクトにレイアウトが可能。
ヘッダー・フッターメニューと同じく、PCサイトでもよく見かける形なのでメニューだとわかりやすい点がメリットです。
さらに画面に入りきらないコンテンツは横スクロールをすると表示されるので、ある程度数が多くてもレイアウトすることができます。
デメリット
- 横スクロールを行わないと見えないコンテンツができてしまう。
横スクロールを行わないとどのようなコンテンツが存在するのかが見えません。「横スクロールができる」ことも認識しづらく、サイトの全体像がわかる表現と合わせて利用するのがベターだと考えられます。
2026年時点で主流のメニューUIパターン(タブバー・ボトムナビゲーション)
2026年時点では、主要なアプリやWebサービスの多くが、画面下部に固定される「タブバー(ボトムナビゲーション)」を主要なメニューとして採用しています。
タブバー・ボトムナビゲーションとは、画面下部に3〜5個程度のアイコンとラベルを常時表示し、主要な画面を1タップで切り替えられるメニューのことです。スマートフォンの大画面化にともない、画面上部はユーザーの指が届きにくくなっています。主要な操作を画面下部に集めることで、片手操作でも主要コンテンツへ迷わずアクセスできる点が支持されている理由です。
SNSアプリやECアプリなど、日常的に頻繁に開かれるサービスほどこの傾向が強く、ホーム・検索・投稿・通知・マイページといった主要導線をタブバーに配置し、それ以外の副次的な設定やメニューをハンバーガーメニューに格納する「併用パターン」が主流になっています。
|
ハンバーガーメニュー |
タブバー/ボトムナビゲーション |
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|
視認性 |
低い(アイコンのみで意味が伝わりにくい) |
高い(常時表示・ラベル付き) |
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操作のしやすさ |
開閉の1タップが必要 |
1タップで画面遷移でき片手操作もしやすい |
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コンテンツ収容数 |
多く格納できる |
3〜5項目程度が目安 |
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主な用途 |
副次的なメニュー・カテゴリの網羅 |
利用頻度の高い主要導線 |
このように、2026年時点のメニューUI設計では、利用頻度の高い導線はタブバーで常時表示し、それ以外をハンバーガーメニューに整理するという役割分担が基本的な考え方になっています。自社サイト・アプリでどちらの方式が適しているかは、コンテンツ量やユーザーの利用シーンによって異なるため、設計時には目的に応じた使い分けが必要です。
メニューUIをはじめとするUX・UI設計は、思い込みではなくユーザー視点の検証にもとづいて改善することが重要です。パンタグラフのUX・UIコンサルティングでは、現状分析から改善提案までを支援しています。サービス内容をまとめた資料を無料で公開していますので、あわせてご活用ください。
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複数メニューを組み合わせた活用事例
メニューUIは、単体ではなく複数のパターンを組み合わせて構築されているサイトがほとんどです。
前述したように様々なメニューのUIが存在しますが、実際はそのうちの一つを採用するのではなく、組み合わせて構築しているサイトがほとんどです。そこで、メニューの組み合わせ例をいくつか紹介します。
スプリングボード+ハンバーガーメニュー
ハンバーガーメニューは残しつつ、トップページに優先度の高いコンテンツをスプリングボードで表示することで、初回訪問者にも分かりやすいつくりとなっています。

また、ハンバーガーメニュー内はサイトの会員などになると利用できるコンテンツとし、主要コンテンツはスプリングボードやヘッダーメニューとしてレイアウトしているサイトもあります。

ヘッダー・フッターメニュー+ハンバーガーメニュー
ヘッダーメニューの右端にハンバーガーメニューを組み込むことで、メニューとして分かりづらいといったデメリットをカバーしています。

その他
ヘッダーメニューでジャンルを表示し、ジャンルをタップすると関連するコンテンツが表示されます。

コンテンツの多いサイトでは、ヘッダーメニューやタブメニューなど様々なスタイルを取り入れています。

特徴的なメニューボタンのデザイン
ハンバーガーメニューの三本ラインがメニューだと認識しづらい一方で、左上もしくは右上にあるボタンでコンテンツ一覧が表示されるものだと理解しているユーザーも存在します。そのため優先度の高いコンテンツはトップページに掲載しつつ、ハンバーガーメニューのボタンをサイトデザインにあわせたものとしているサイトもみられます。
ラインの他にブロックや矢印のボタンデザインとし、ユーザーの目を惹く工夫をしたサイトもみられます。またタップ後、どのようなメニューが開くのかユーザーに想像させるデザインであることも重要です。

Apple
松下工機株式会社
iCeMS
VIORO
サントリー
以上のように、メニューは工夫次第で様々な見せ方が可能です。
スマートフォンサイトでの導入率が高いからとの理由だけでハンバーガーメニューを採用するのではなく、そのサイトの目的にあった、ユーザーが使いやすいインターフェースを設計しましょう。
メニューUIの最適な設計は、コンテンツ量や更新頻度、ユーザーの利用シーンによって異なります。自社サイトに合った形を見極めたい場合は、次でご紹介する専門家への相談も選択肢のひとつです。
自社サイトに最適なメニューUIの設計や、ハンバーガーメニューからタブバーへの改善など、UX・UI観点からのご相談を承っています。ヒューリスティック分析やUX・UIコンサルティングの実績をもとに、現状の課題整理から改善提案まで支援しますので、まずはお気軽にご相談ください。
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