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日本で人気のCMS「WordPress」と「Movable Type」を比較!

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リサーチ

日本で人気のCMS「WordPress」と「Movable Type」を比較!

ブログやウェブメディアを運営するとき、記事の管理をどうするか、悩みますよね。そこで登場するのが世界中で広く使われている記事管理ソフトウェアになります。

これらはウェブやアプリ上のコンテンツを統合・体系的に管理し、配信など必要な処理を行うシステムであるCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の1つです。

そのCMSの中で、今回は特に日本でも良く使われるWordPress(ワードプレス)Movable Type(ムーバブルタイプ)の2つのCMSメリット、デメリットを比較してみたいと思います。ぜひ、ウェブサイトのCMSを検討する際に参考にしてみてください。

目次

 

2大CMS比較その①WordPress

WordPressを知っている方も多いと思います。WordPressは世界中のウェブサイトの33.1%に採用され、CMSの中ではNo.1のシェア60.1%を誇ります。

WordPress

そんなWordPressのメリットとデメリットをご紹介します。

 

WordPressのメリット『無料』

WordPress1番のメリットはオープンソースソフトウェア(OSS)、つまり完全無料であることがあげられます。

これだけ機能が充実し、かつメンテナンスも常に行われているCMSのライセンス費が商用利用問わずに無料で利用できるのは驚異的といえるでしょう。

ウェブの文化ともいえるこのオープンソースの理念が、今日の広大なインターネットの世界の構築に多大な影響を与えています。

 

WordPressのメリット②『使いやすい』

WordPressの大きな特徴として、使いやすさがあげられます。インストールもスムーズで初心者でもボタン1つでできますし、インストールしたらあとは左側のメニューから、自由に記事を追加し、あっという間に記事の公開ができるようになります。

プログラミングがあまりわからない方や、初心者でも使いやすく著しく操作性が高いのが、WordPressの最大の特徴です。

 

WordPressのメリット③『利用者が多い』

そしてWordPressは利用者が多いというメリットもあります。世界中の人が使っているので、利用者のコミュニティが存在し、マニュアルやTipsを解説したサイトも多く、日本語のリファレンスも豊富に揃っています。

さらに利用者が多いため、機能拡張可能な無料のプラグインやサイトデザインテンプレートも豊富にあり、自分のニーズにあったオリジナルサイトが簡単にできあがります。

 

WordPressのデメリット①『セキュリティホールが狙われやすい』

反対にデメリットもあります。WordPressは世界No.1CMSで世界の約3割のウェブサイトで使われ、CMSを使用しているサイトで絞ると約6割がWordPressを使用していることになります。そのため、ハッカーやクラッカーの標的にされやすく、セキュリティホールがたまに発見されては、セキュリティパッチ(修正プログラム)があてられています。

WordPress自体はすぐに修正プログラムが配布されるため、過度に心配する必要はありませんが、第3者が提供するプラグインを使用して機能拡張をしていると、セキュリティパッチが配布されにくいプラグインが狙われることもあります。

心配な方は、プラグインを使用しないか、極力信頼性の高いプラグインのみを使用することをお勧めします。

 またWordPressのログインに必要なユーザー名を初期設定のままにしていたり、強度の低いパスワードにしたりしているとブルートフォースアタック(総当たり攻撃)によってパスワードを特定されやすく、第3者に不正アクセスされてしまう可能性が高くなります。

サイトの内容を書き換えられてしまったり、ウィルスやマルウェアを勝手に仕込まれてしまったりすると、サイト閲覧者がウィルスに感染してしまうという恐れがあります。

まずは、ログインユーザー名を変更し、強度の高いパスワードを使用するようにしましょう。定期的にパスワードを変更するのはもちろんですが、IPアドレスでアクセス制限をし、ログイン画面のURLを容易に推測できなくなるように変更しておくなどの対策をしておくことをお勧めします。

  

WordPressのデメリット②『バージョンアップはちょっとまって!』

WordPressは頻繁にバージョンアップが行われています。

バージョンアップには「マイナーアップデート」という脆弱性対応のアップデートと新機能が追加される「メジャーアップデート」の2種類があります。

メジャーアップデートは、4.xなどのリリースで、マイナーアップデートは、4.9.xなどのことです。4.9.3から5.0.2に変わるように2番目の数字が繰り上がる場合はメジャーリリース、4.9.1 から4.9.2に変わるように3番目の数字が繰り上がる場合はマイナーリリースです。

マイナーリリースは脆弱性対応になるので、自動アップデートするようにしておくことをお勧めしますが、メジャーアップデートの場合は、機能追加になるため、これまで使用していたプラグインがアップデートにより急に使用できなくなり、サイトが崩れたりするなど、予期せぬトラブルが発生してしまうことがあります。

また、メジャーリリース直後は、これまでになかったセキュリティホールが見つかることもあるため、しばらく様子を見てアップデートすることをお勧めします。

 ちなみに、201812月6日に公開されたWordPress 5.0の大きな特徴として、Gutenbergという新エディタが採用されましたが、この新エディタは旧エディタと操作が大きく変わっているため、旧エディタに慣れている方は使いづらいと感じることがあります。

その場合、慌てずにClassic Editorという公式プラグインをいれることで、旧エディタを使用することができます。

ただし、2022年にClassic Editorのサポートが終了するため、新エディタに早く慣れるようにしておく必要はあります。

 

2大CMS比較その②Movable Type

Movable Typeは、アクセス負荷に強く、信頼性が高い有償のCMS(個人利用は無償)です。

MovableType

WordPressと比較しやすいよう、こちらもメリットとデメリットを見ていきましょう。

 

Movable Typeのメリット①『アクセス負荷に強い』

Movable Type1番のメリットは、サイトへのアクセス負荷に強いということがあげられます。

アクセス負荷に強い理由として、Movable Typeではサイト公開をする際にスタティック(静的)HTMLを生成するという特徴があるためです。 

スタティックHTMLとは、要するに誰がどのようにアクセスしても内容が変わらない普通のHTMLページのことです。

WordPressは、サイトへアクセスがあるたびに、データベースからデータを参照して、HTMLを閲覧者ごとにダイナミック(動的)に作っているのに対して、Movable Typeでは登録した記事を、サイト公開時にスタティックなHTMLファイルとして生成しておくという仕組みになります。

スタティックHTMLの何がいいかというと、ページの表示速度が早くストレスのない閲覧環境が提供できることです。表示速度は意外と重要で、Googleでの検索結果の順位(SEO)にも影響してきます。

また、サイトへのアクセスが増加した場合、WordPressではアクセスがあるたびに、データベースを参照するため、データベースに負荷がかかり、ページの表示に時間がかかったり、ページを表示することができなくなったりすることがあります。

Movable Typeは、サイトにアクセスがあっても、データベースを参照することがないため、データベースがボトルネックになって、ページの表示速度が落ちることはありません。

そのため、アクセス集中に強く、アクセスが多いサイトにお勧めです。

 

Movable Typeのメリット②『日本企業が提供するCMSのため信頼性が高い』

WordPressと異なり、Movable Typeはオープンソースソフトウェアではありません。日本の企業であるシックス・アパート社が開発し提供しているCMSになります。

そのため、世界のCMSシェアでは0.1%以下となりマイナーCMSに該当しますが、日本に限ってはよく名前の出てくる人気CMSになります。

利用者によってはCMS自体の保守サポートを企業が責任を持って行っているため問い合わせ先が明確で安心できるというメリットがあります

 

Movable Typeのデメリット①『CMS自体の動作が重たい』

Movable Typeは「スタティックHTMLを生成して、サイトを公開する」という仕様のため、Movable Typeの操作自体が重たくなりがちです。

そのため、記事を作成したり、記事を公開したりする作業に時間がかかり、ストレスを感じるかもしれません。

これは、Movable Typeの特徴でもあるため、サーバーを増強したとしても、劇的な改善はされず、WordPressと比較した場合、CMSとしての操作性は劣ってしまいます。

 

Movable Typeのデメリット②『商用利用は有償で、カスタマイズにも費用がかかる』

Movable Typeは個人利用では無償ですが、商用利用では有償になります。

またMovable TypeにもWordPressと同様に機能拡張可能なプラグインがありますが、種類があまりなく、有料のものがほとんどです。

そのため、WordPressのように柔軟に自分のニーズに合わせてカスタマイズすることができません。カスタマイズの内容によっては、専門の会社に依頼する必要があり費用がかかってしまうため、デメリットと感じる企業もあるでしょう。 

 

2大CMS比較まとめ

日本で人気のCMSであるWordPressMovable Typeのメリット・デメリットを比較してみましたがいかがでしたでしょうか?

弊社では、コストをかけずに高機能なサイトを作るということであれば、WordPressをお勧めしていますが、セキュリティが心配な企業や、アクセス負荷に強いサイトを作りたいという要望であれば、Movable Typeをお勧めすることもあります。

世界のウェブサイトの数は、2018年の時点でおよそ18億あるとされますが、そのうち約55%のサイトがCMSを使ってコンテンツ、つまり文章やイラストや動画をたくさん配信しています。このサイトも同様です。

 

CMSを単純に比較すると、WordPressが良さそうな気になりますが、デメリットも見逃せません。あくまでメリット・デメリットはトレードオフにして、自分のサイト運営において重要視するニーズにマッチするCMSを使うようにしましょう。

利用者が多いということは、CMSの操作に慣れている人も多いということであり、より効率よくサイト構築ができるということでもあります。

CMSのそれぞれの特徴を比較しながら、最適なCMSのご利用をお勧めします。

 

パンタグラフでは、最適なCMSの選定からCMSを活用したサイトの構築まで、お客さまのニーズに応じたご提案をさせていただいています。お困りのことがありましたら、是非お問い合わせください。

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