SEOでGoogleが評価するポイントとは?自社事例で解説
SEO 2020.02.19
Webサイト運営において、SEOの重要性がよく説かれています。
できる限り多くの人の目に触れるWebサイトにするためには、どのような対策を講じるべきなのでしょうか。
この記事では、SEOにおけるGoogleの重要性や評価ポイントを、パンタグラフでの事例も交えて解説していきます。
目次
GoogleのSEOとは?
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。
具体的には、Googleをはじめとする検索エンジン向けにWebサイトを最適化し、上位表示(検索結果の1ページ目に表示)されるようにするなど、より多くの人が訪れるようにすることを言います。
検索エンジンには「Yahoo!JAPAN」や「Bing」などがありますが、利用者が多く、検索エンジンの主流となっているのは「Google」です。
Googleは、検索する人の利便性を第一に考え、どのWebサイトを上位表示すべきかについて、検索アルゴリズムを定期的にアップデートしています。
ある時点では検索結果の上位に表示されていたWebサイトでも、検索アルゴリズムのアップデートによって、急に下位になってしまうこともあるのです。
多くの場合、Googleでキーワードを検索するユーザーがチェックするのは、検索結果の1ページ目のみか、多くて2、3ページ目までです。
つまり、Webサイトがより多くの人の目に触れるには、つねに適切なSEOを行う必要があります。
SEOで行うべき具体的な施策
SEOでは、具体的にどのようなことを行っていけばいいのでしょうか。
Googleの公式サイトにあるSEOスターターガイドには、以下のような項目が並んでいます。
- Googleがコンテンツを見つけられるようにする
- クロール対象外のページをGoogleに指示する
- Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする
- Google検索結果での表示を管理する
- サイトの階層を整理する
- コンテンツを最適化する
- 画像を最適化する
- サイトをモバイルフレンドリーにする
- ウェブサイトを宣伝する
- 検索のパフォーマンスとユーザーの行動を分析する
以下で、重要なポイントをいくつかピックアップして解説していきます。
Webサイトにおける施策
まず、Webサイトの構造において、すべきことを見ていきましょう。
1:Googleがコンテンツを見つけられるようにする
GoogleがWebサイトを見つけられなければ、当然Googleの検索結果には表示できません。
そのためには、まずサイトマップ(XMLサイトマップ)を作成します。
サイトマップとは、Webサイト全体の構成を表したもので、検索エンジンにWebサイトの内容をわかりやすく伝える役割を持ちます。
Webサイト上に新たに追加されたページ・変更されたページなどを検索エンジンに認識してもらうために、重要な施策です。
2:サイトをモバイルフレンドリーにする
モバイルフレンドリーとは、スマートフォンなどのモバイル端末ユーザーがWebサイトを快適に見られるようにすることです。
スマートフォンによるWebサイトの閲覧数が、パソコンやタブレットを上回っている現代において、モバイルユーザーが使いやすいようにWebサイトを設定することは欠かせません。
実際に、Googleは2015年4月のモバイルフレンドリーアップデートから、モバイルフレンドリーな(スマートフォンなどでも利用しやすい)Webページを、検索結果でより上位に表示するようになっています。
Webサイトをモバイル対応にするにはいくつかの方法がありますが、Googleでは、特にレスポンシブWebデザインの使用を推奨しています。
詳しくは、レスポンシブWebデザインについて解説した記事をご覧ください。
スマートフォンであっても、パソコンと同じ見た目のままWebサイトを表示することはできますが、文字や画像が小さく、見るために拡大しなければならないなど、ユーザーにとって不便な点が出てきます。
レスポンシブWebデザインを導入することでそのような不便さを解消し、スマートフォン、パソコン関係なく利用しやすいWebサイトを目指します。
3:検索のパフォーマンスとユーザーの行動を分析する
SEOが効果を発揮しているかを見るためには、分析ツールを使ってWebサイトを分析する必要があります。
Googleではサーチコンソール(Search Console)という無料ツールを提供しており、GoogleがWebサイトのコンテンツを検出できているかどうか、および、Googleでの検索結果パフォーマンスを確認できます。
また、Webサイト上でのユーザーの行動を分析するには、Googleアナリティクスが有効です。
Googleアナリティクスでは、ユーザーのWebサイトへのアクセス経路や、サイト内で人気のあるコンテンツ、施策の影響などを測定できます。
詳しくは、SEOツールについて解説した記事をご覧ください。
記事コンテンツにおける施策
ここでは、「受験のミカタ」でもサイト内の多くを占める「記事コンテンツ」のSEOについて説明します。
Googleが示す「コンテンツを最適化する」とは、具体的にどういったことなのかをおさえておきましょう。
1:ユーザーが求めている情報を適切な量で提供する
Googleでは、原則として「優良なコンテンツの提供は、他のどの方法よりもSEOに影響を与える」と示しています。
具体的に「優良なコンテンツ」とはどのようなものかというと、ユーザーが求めている情報を網羅していて、それ以上に他のサイトで調べなくてもいいようなコンテンツです。
記事コンテンツにおいて、ユーザーのニーズを満たすには、ユーザーの検索意図を想像し、本当に必要とする情報が何なのかを追究しなければなりません。
\例えば「SEO」というキーワードで検索したユーザーは、SEOとは何なのかを知りたい、具体的に何をすべきなのか知りたいといったことを考えていると推測されるでしょう。
記事コンテンツが検索結果で上位表示されるには、そのようなユーザーのニーズに対して、必要な情報を適切な量で提供することが求められます。
適切な量で、となると、「コンテンツは何文字くらいが適切なのか?」という疑問が浮かんでくるかと思います。
Googleでは、コンテンツに必要な文字数などの明言はしていません。
ただし、「コンテンツは事実として正確で、記述が明確で、内容が包括的であることを要します。」とあるため、文字数よりもこれらが満たされていることのほうが重要だと考えられます。
例えば「受験のミカタ」で英語の倒置法について解説している記事は、2020年1月現在、「英語 倒置法」とGoogle検索した結果の1位に表示されています。
この記事では、倒置法とは何かという説明だけではなく、用法、例文などを盛り込むことにより、ユーザーのニーズを満たしています。
2:各ページに明確なタイトルを付ける
ただ単語を羅列させただけのタイトル、コンテンツと関連性のないタイトルなどは、Googleにもユーザーにも認識されなくなってしまいます。
ユーザーの興味を引きつけ、コンテンツの内容を簡潔に表すタイトルは、クリック率にも影響を与えます。
そのため、タイトル・見出しは、ユーザーが検索欄に打ち込むであろうキーワードを含み、記事の内容がわかりやすいものにすることが重要です。
また、タイトルや見出しには適切なタグを用い、Googleに知らせることも重要です。
3:専門性・権威性のあるコンテンツを提供する
前述のスターターガイドには「専門性と権威性がサイトの質を向上させます。」と明記されています。
例えば、特定の分野においては専門家や豊富な知識・経験を持つ人がコンテンツを執筆・監修する、科学的な内容においては書籍や論文などを参考に、エビデンス(証拠)を明確に執筆することなどが求められます。
特にYMYL(Your Money or Your Life)と呼ばれる、金融・医療・法律・政策など、人々の生活に大きな意味を持つものに関するWebサイトは、信頼性が不十分だと評価されると上位表示されなくなります。
自社サイトのコンテンツSEO事例
では実際に、自社サイト「受験のミカタ」のコンテンツSEO事例を紹介しましょう。
さきほども紹介した「英語 倒置法」についての記事を例に見ていきます。
「英語 倒置法」というキーワードでの検索を想定し、タイトルは「倒置法とは?英語文法のつまずきポイントを分かりやすく解説!例文つき」に設定。
また、以下の目次のとおり、見出しにもキーワードを含めています。
さらに、表や図なども用いて、ユーザーが知りたい情報をわかりやすく提供しています。
コンテンツSEOにおいて、ページができるだけ多くの人の目に触れるようにするには、特にコンテンツの質にこだわる必要があるといえます。
パンタグラフではSEOに優れたWebサイト制作、コンテンツマーケティング、オウンドメディア構築を行っています。
興味のある方は、記事下のボタンまたは「コンテンツマーケティング」バナーよりお気軽にお問い合わせください。
関連する記事