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「お客さんになりきる」が近藤流。パンタグラフのコンテンツマーケティングの裏側

インタビュー 2026.05.12

「お客さんになりきる」が近藤流。パンタグラフのコンテンツマーケティングの裏側

こんにちは、インターンの平野です。今日は、パンタグラフでコンテンツマーケティングのディレクターを務める近藤さんにお話を伺いました。数々の大手クライアントの案件を手がける近藤さん。

今回は、近藤さんのコンテンツマーケへのこだわりや、AI時代のSEOについて聞いてみました。

記事のこと、実はそんなに分かってないんです

「正直、記事のことあんま分かってなくて」

コンテンツマーケティングのディレクターとして5年以上やってきた近藤さんの第一声がこれ。えっ、そうなの?と思うかもしれませんが、これには理由があります。

近藤さんが見ているのは、記事そのものじゃなくて、その記事を読む人たち。「SEO観点っていうのは、結局Googleがどう評価するか。で、Googleはユーザーファーストを見てるんで、エンドユーザーの気持ちになって毎回記事を見てる」んだそうです。

某テーマパークの案件を一緒にやったときも、テーマパークの知識量がすごくて。雑談でいきなり深掘りしてくるから、「あれ、この人いつの間にこんなに詳しくなったの?」ってなるんですよね。

その商品、自分だったら買う?を突き詰める

近藤さんのこだわりは明確です。「クライアントの要望よりかは、クライアントの先のお客さんの要望を優先するイメージ」と話します。

もともとウェブ制作からキャリアをスタートして、ずっと「ユーザー目線」を大事にしてきたそう。新しい案件が来るたびに、「ただ仕事のスキルでクライアントと向き合ってると、ほぼ何もわかんないんですよ」と。だから一番の近道は「お客さんになること」。

例えば、冷蔵庫の記事を書くなら、自分が冷蔵庫を買うつもりで。洗濯機の寿命の記事なら、実際に洗濯機が壊れて困ってる人になりきる。そうやってユーザーが本当に知りたい情報を見極めているんです。

「まあいいや」は出さない。それがパンタグラフ

近藤さんに「こだわりは?」と聞くと、即答でした。

「クライアントに提出する納品物に対しては、できる限り『まあいいや』っていうところはゼロにして出さないといけない」

気づいちゃったら直す。ユーザー目線で見た時の説明の過不足、コーディングのちょっとしたゴミ、タグの入れ忘れ。「あってもなくてもいいけど、ないほうがいいんだったらなしにしよう」という姿勢です。

なぜそこまで?と聞くと、「ソースが世に出ちゃって、世界中が見えちゃう。『あ、ここのコンテンツ、ちょっとダサいよね。どこが作ったの?』ってなった時に、パンタグラフが、ってなりたくない」。

これ、実はパンタグラフの創業期からある文化だそうです。Tさん(社内の先輩)から「いいんですか、それで提出しちゃって。パンタグラフとしてそれで提出していいんですか」って言われ続けてきたとか。厳しい…!

「胸張って、あのテーマパークのブログ作ったよとか、あの有名な企業の記事もやってるよとか、子供たちにも言いたいので。恥ずかしくないですね」

なるほど、だからこそのクオリティなんですね。

AI時代のSEO、どうなるの?

Googleアップデートのたびに、SEO業界は変動します。最近はAI生成コンテンツも増えて、「正直、今までと同じやり方だと割に合わなくなるのかな」と近藤さん。

工数はどんどん上がってるのに、企業側はAI台頭で一記事にかける予算を上げられない。むしろ下げたい。でも競合も増えて、記事のクオリティは高くしないといけない。なかなかハードな状況です。

じゃあどうするか?近藤さんの答えは「一次情報」でした。

「AIに質問してその答えがメーカーの引用だったら信じるけど、知らない企業の記事の引用だったらあんまり信用できないかな。AIもそこを採用しなくなっていくんじゃないかな」

実際に使った声、メーカーが推奨する使い方、家電量販店のマニアックな店員さんの声。そういう「自分の情報」を持ったコンテンツじゃないと、AIは評価しなくなっていく、と。

SEOの本来の意味に戻ってきてる

面白かったのが、SEOの歴史の話。

「SEOって元々サーチエンジンオプティマイゼーション、最適化じゃないですか。パンタグラフで検索したら一番上位に来るよ、みたいな。でも10年ぐらい前から、検索結果で集客できることが分かって、キーワードで集客しようってなった。SEOがSEMになっちゃった」

でも今は、「そもそも自分のサービスをGoogleにどう最適に伝えるかってことがSEOだった。そこに還ってるだけじゃないかな」と近藤さん。

だから今後は、コンテンツSEOをメインの集客じゃなくて、デジタルマーケティング全体の一部として考える。記事を動画化したり4コマ漫画にしたり、SNSで展開したり。社内AIエージェントやチャットボットの情報源として活用したり。

「広告打つし、SNSで啓蒙もするし、それを全部やりましょうっていうのに戻ってきたのかな」

ゼロから考え直さないといけないフェーズだからこそ、「早くAIを活用してやっていくっていう企業が、そこのブルーオーシャンを先に取ってるんじゃないかな」とのこと。

「どこの企業がやっても一緒」にはしたくない

最後に、近藤さんから。

「クライアントが求めてるものをどう応えるかだけになってしまってる部分も多いんですけど、それだとどこの企業がやっても一緒じゃんっていう気持ちになっちゃうんで」

パンタグラフが大事にしているのは、クライアントの業界では「にわか」だからこそできる、第三者の目線。クライアントのお客さんになりきって、一緒にいいものを作る。

「特にパンタグラフはクライアントの規模も大きいので、そこが大事ですよね」

まとめ:近藤流コンテンツマーケの3つのポイント

  1. クライアントのお客さんになりきる
    クライアントの先にいるエンドユーザーの気持ちになって、本当に求められる情報を提供する。
  2. 「まあいいや」をゼロにする
    細部まで妥協しない。パンタグラフの名前で出すからには、恥ずかしくないクオリティを。
  3.  変化に適応する
    AI時代だからこそ、一次情報を大切に。SEOを包括的なマーケティング戦略の一部として考える。

変化の激しい時代だからこそ、「クライアントと協力していきましょう」という姿勢を大切に。それがパンタグラフのコンテンツマーケティングです。

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