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【お客さまインタビュー】株式会社松竹マルチプレックスシアターズ(松竹グループ)
インタビュー 2020.10.12
弊社・パンタグラフとクライアント様のお取り組み内容をインタビュー形式でお伝えします。
クライアント名:
株式会社松竹マルチプレックスシアターズ(松竹グループ)
業務内容:
全国25か所で展開する映画館の企画・開発、建設、運営などを行っている。
お取り組み時期:2016年~
主なお取り組み内容:
ヒューリスティック分析、サイトリニューアル
「松竹マルチプレックスシアターズ」の映画館情報・上映情報・上映スケジュールを提供するポータルサイトおよび情報登録用CMSのシステム構築、保守、運用
サイトの広告枠開発や顧客コミュニケーション設計サポート
新規チャネルの企画提案など
全国25か所で映画館を運営する松竹マルチプレックスシアターズは、映画の上映スケジュールなどの情報発信に加え、チケット購入までできるポータルサイトを運営しています。
今回は、映画館(以下、劇場)の宣伝を行う株式会社松竹マルチプレックスシアターズのマーケティング部 劇場宣伝室の岡本敏幸室長に、弊社・パンタグラフとのこれまでのお取り組み、今後の展望についてお話を伺いました。
目次
サイトリニューアルのきっかけはヒューリスティック分析
――まずは、これまでのお取り組みについて、簡単にお話しいただけますか。
最初のお取り組みは、ヒューリスティック分析です。その後、松竹マルチプレックスシアターズ・ポータルサイト(総合サイト・各劇場サイト)のリニューアルを敢行しました。また、CMSへの移行も行っていただきました。
現在は、それらのサイトの保守およびアクセス管理・レポートなどを担当してもらいながら、オンライン/オフライン双方を活用したデジタルマーケティング領域で、“同じ目線”で成長に向けたコンサルティングと制作・開発をしていただいている状況です。
――どういった経緯でヒューリスティック分析をご依頼いただいたのでしょうか?
2016年ごろは、サイトへスマートフォンからのアクセスが徐々に増えている状況下でした。当時はまだ、弊社のサイトはスマートフォン対応を行っておらず、スマートフォンユーザー向けにサイトを最適化しようという話が社内で議論されていました。
しかし、漠然と「最適化したい」と考えていただけで、どこに課題があるのかを明確にできていない状況で…。そこで、パンタグラフさんにヒューリスティック分析を依頼し、まずは抱えている課題の明確化をお手伝いいただきました。
――ヒューリスティック分析を経て、サイトリニューアルにつながったんですね。
もともとはスマートフォン向けに最適化したページを作ろうと考えていたのですが、PCとスマートフォンで、カスタマーに同じ体験をしてもらいたいというところから、スマートフォンだけでなく、PCサイトも併せて改修の方向に決まりました。
その背景には、ヒューリスティック分析によるUX/UI観点からの課題に加え、お客さま、劇場のスタッフ、本社のマネジメントと、それぞれの立場から抱えるサイトの課題も抽出いただいたことが挙げられます。
各課題を解決するために、ペルソナの設定から、カスタマージャーニーの設定まで幅広くサポートいただきました。さらに、課題改善に向け、何が必要で、何が不足しているか、すべきことは何かといった提案をいただき、結果として、PCとスマートフォンの両輪のリニューアルに踏み切ったんです。
各立場の目線を大事にしてくれる
――サイトリニューアル後の反応はいかがでしたか?
目に見えてPVが伸びました。リニューアル以前と比較すると、3年で1.5倍以上のPVになっています。また、現在はスマートフォンからのアクセスが8割程度ですので、あの時、リニューアルしておいてよかったと実感しています。
映画のチケットの購入もオンライン上でできるのですが、こちらについても、増加しています。どこでユーザーが離脱しているのかをしっかり分析いただいたうえで、根拠をもって導線の改修を行った結果だと思います。パンタグラフさんと一緒に「わかりやすく、見やすく、押しやすく」を意識しながら、取り組んだと記憶しています。
――社内や劇場スタッフからの反応はいかがでしょうか。
劇場スタッフからも、スマートフォンの利用が進んでいると聞いています。オンラインでのチケット購入が増えると、窓口業務などの現場の負担も軽減されるので、人件費削減や業務改善にも繋がっています。
また、現在はCMSを活用して、お知らせ等の更新を行っているのですが、大きな影響がありました。以前は各劇場であらゆる映画情報などを登録していかなければならなかったのですが、現在は、各役割に応じて、権限を設定していますので、全国共通のものについては本社で登録を行い、各劇場で必要に応じて更新できる形になっています。
――現場の方の負担軽減になっていると聞いてうれしい限りです。リニューアル以降のお取り組みで、印象に残っているものはありますか?
CMSの機能追加です。劇場ホームページに掲出中のスケジュールデータを、取り込み印刷できる機能を追加しました。
実は、この機能追加以前は、ポスターを毎週外注したり、チェックしたりと手間がかかる作業でした。私自身も、以前劇場におりましたので、その苦労は身に染みています。機能追加後は「データを登録したらダウンロードして印刷するだけ」になり、大幅な業務改善につながりました。
「こんなことも相談したらできるんだ」と感動したので、印象に残っています。
また、サイト内の広告最適化についてのアドバイスも印象深いです。以前は、ウェブ上で稼ぐという発想がありませんでした。しかし、現在はチケット購入と共存する形での広告枠作りに尽力いただいた結果、収益源のひとつになっています。
――弊社・パンタグラフの動きはいかがでしょうか?
反応が早いうえに、わかりやすく言語化してくれるというので、非常に助かっています。
見た目だけでなく、システム系の相談でも対応していただけますし、時にはほかのベンダーさんと私たちとの橋渡し的に動いていただくこともありますね。
また、ユーザー目線だけでなく、劇場スタッフや本社スタッフなどそれぞれの目線を大切にしていただけると感じています。
「映画館のサイト運用」だけで終わらない枠組みを期待
――すでにさまざまな施策をご一緒させていただいていますが、今後の展開についてお聞かせください。
多くのお客さまにウェブ上で利用していただけるようになり、「お客さまが何を求めているか」をよりわかってきたと感じています。購入データも溜まってきていますので、今後はそういったニーズやデータを売り上げにつなげるための顧客コミュニケーションについても考えていきたいです。CRMの精度を高め、効率化するためにも、MAツールの導入も検討中です。
さらに、よりスピーディに様々なデジタルマーケティング施策のトライアルを実施するなどフットワーク軽く取り組んでいきたいと思います。
――今後の展開の中で、弊社・パンタグラフに期待することはありますか?
デジタルはスピードが速い。その流れの中で、最新情報をご提供いただきつつ、私たちのビジネスに役立つご提案をお待ちしています。オンラインで映画の魅力を伝え、リアルに映画館に来てもらう施策やオンラインでできる次の一手を取り組んでいきたいと考えています。その形はまだ具体的ではありませんが、色々相談させていただきたいと思っています。
今後も、映画館のサイト運用だけにとどまらず、さまざまなお付き合いをさせてください。
――今後も、御社のビジネス拡大に貢献できるよう、尽力させていただきます。ありがとうございました。
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