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Firebaseとは何か?主な機能を一挙に解説!
その他 2019.07.17
Firebaseは、モバイルアプリやWebアプリケーションの開発において注目を集めています。
しかし、Firebaseについて詳しく説明できる人は、まだまだ少ないのが現状でしょう。
この記事では、そもそもFirebaseとは何か、また、Firebaseの機能について解説します。
目次
そもそもFirebaseとは?
Firebaseとは、Googleが提供している、すばやく高品質のモバイルアプリやWebアプリケーションを開発することができるプラットフォームです。
Firebaseを使うことで、開発者はアプリケーションの開発に専念でき、バックエンドで動くサービスを作成する必要も管理する必要もありません。
ここでいうバックエンドとは、サービスの内、見えないところでデータの処理や保存などを行う要素のことです。
Firebaseは、BaaS(Backend as a service)の1つです。
サービスの早期リリースという要件が求められたときに、サーバーレスアーキテクチャが注目され、 BaaSというクラウドサービスが登場しました。
モバイル向けBaaSということで、MBaaSとよばれることもあります。
BaaSを使うことにより、アプリ単体がモバイル端末上で動作するだけでなく、外部からの働きかけを行うことで、アプリがそれに応じた動作を行うことができるようになります。
以下で、Firebaseの主な機能について見ていきましょう。
Firebase Analytics
Firebase Analyticsでは、アプリの使用状況とユーザーエンゲージメントについて分析することができます。
レポート作成機能を備えており、そのレポートを見ることでユーザーの行動を明確に把握できます。
Firebase Analyticsは、UnityプロジェクトまたはサンプルアプリにSDK(Software Development Kit、具体的には FirebaseAnalytics.unitypackage)をインストールすることにより、アクセス解析機能を利用できるようになります。
ユーザーの行動だけでなく、ユーザー属性別の行動や広告の効果、課金の状況などを見ることができます。
Firebase Hosting
Firebase HostingはホスティングされたWebページやWebアプリを簡単な操作でデプロイできるサービスです。
アプリ制作時に、Webページで済ませたい機能が出てくることは頻繁にあります。
例えば、利用規約やプライバシーポリシーなどといった約款の文章は、わざわざアプリ内にページを作らなくても、既存のWebページで済ませたいところです。
Firebase Hostingでは、Webページであれば、iOSやAndroidアプリにも流用が簡単です。
簡単な上に高速性で、安全性が確保できるため、 アプリ開発者にとっては、サーバーを立てたり借りたりするよりも簡単に作れます。
Hostingは、以下のような特長を持ちます。
・安全な接続を介して配信する
・コンテンツを高速に配信する
・ワンクリックのロールバック
Firebase Cloud Messaging
Firebase Cloud Messagingでは、無料でメッセージを送受信することができます。ここでいうメッセージとは、いわゆるプッシュ通知です。
また、新しいメッセージを受信していることをクライアントのアプリに通知することができます。
iPhoneを使っている人であれば、メールを受信したり、アプリから通知が届いたときに、アイコンの右上に赤色の丸が現れ、そこに通知の数だけ数字が書いてあるのを見たことがあるでしょう。
メッセージは、特定のターゲットのみに通知できます。
例えば、利用頻度が高い人のみに口コミを書いてもらえるようにアナウンスするなどです。
プッシュ通知を送信するメリットについて詳しく知りたい方は、プッシュ通知の解説記事をご覧ください。
Firebase Authentication
Firebase Authenticationでは、パスワード、電話番号、Google、Facebook、Twitterなどを使用したユーザーIDの認証を行うことができます。
iOS、Android、Web アプリケーションにおいて、ユーザー認証を実装するためのクライアントSDKとバックエンドサービスを提供します。
ユーザー認証はアプリケーション開発においてニーズの多い機能である一方、数多くの認証方法に対応するには多大なコストが掛かります。
ユーザーにとっても面倒なID認証を共通IDで行うことができるため、サービスによっては非常に重宝する機能でしょう。
Firebase Cloud Storage
ユーザーがアップロードした画像や動画などのコンテンツを保管・共有し、アプリに組み込むことができます。
データはGoogle Cloud Storageバケットに格納されるため、サーバーからアクセスできます。
こちらも、制作するサービスによっては非常に便利な機能といえます。
Firebase Remote Config
FIrebase Remote Configは、アプリをアップデートすることなく、アプリの動作や外観を簡単に変更することができます。
これは、アプリの動作や外観を制御するアプリ内デフォルト値を作成し、後に説明するFirebase コンソールまたは Remote Config REST API を使用して、デフォルト値をオーバーライドするというものです。
Firebase Test Lab
Firebase Test Lab は、アプリのテストをクラウドベースで行うことができるものです。
Test Lab を使用すると、様々なデバイスや構成でテストを行うことができるため、ユーザーのデバイスでどのように動作するかをより正確に把握できます。
Firebase Crashlytics
Firebase Crashlyticsは、リアルタイムでクラッシュをレポートするツールです。
アプリの品質を低下させる安定性の問題を追跡し、優先順位を付け、修正するのに役立ちます。
クラッシュをグループ化し、クラッシュにつながった状況をあぶり出すことによって、トラブルシューティングの時間を節約できます。
Firebase App Indexing
Firebase App Indexingとは、アプリ内のコンテンツを Google 検索結果に表示する機能です。
アプリをすでにインストールしているユーザーが検索結果を選択した場合、アプリを直接起動できます。
Firebase Dynamic Links
Firebase Dynamic Linksは、リンクの遷移先をユーザーの状況によって最適に出し分けられる機能です。
すでにアプリをインストールしているiOS または Android でダイナミックリンクを開くと、アプリ内の特定のコンテンツに直接移動します。
一方、デスクトップ ブラウザでダイナミックリンクを開くと、ウェブサイト上の同じコンテンツに移動します。
さらに、ダイナミックリンクはアプリのインストールが必要な場面でも利用できます。
例えば、リンクを開いたユーザーの 端末にアプリがインストールされていない場合は、アプリストアを起動するなどインストールを促し、インストール完了後にアプリを起動してリンクを開くといったことも可能です。
Firebase console
ここまで紹介したFirebaseの機能を利用するために使うのが、Firebase Consoleです。
コンソールへログインするにはGoogleのアカウントが必要なので、アカウントを持っていない方はアカウントを作成し、ログインしましょう。
また、Firebase ConsoleのNotifications Composerを使うことで、iOSやAndroid 端末に通知メッセージを送信することができます。
まとめ
今回の記事では、そもそもFirebaseとはどのようなもので、どのような機能を持っているのかについてご紹介しました。
Googleによるサービスだけあり、多種多様な機能を持っていますので、必要に応じて使いこなしたいですね。
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