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AMPとは?モバイルサイトに導入すれば表示が早くなる!

制作/開発 2026.06.30

AMPとは?モバイルサイトに導入すれば表示が早くなる!

スマートフォン普及によりモバイル対応の重要性が高まる中、表示速度を高速化する「AMP」が注目された時期がありました。本記事ではAMPの仕組みや特徴に加え、2021年のGoogleによる優遇措置終了後の現状、今後検討したい選択肢までわかりやすく解説します。

スマートフォンの爆発的普及でモバイルユーザー向けサイトの重要性が高まる中、モバイル端末でWebサイトの高速表示を実現する「AMP(アンプ)」という手法が注目された時期がありました。

ただし、GoogleはAMPの優遇措置を2021年6月に終了しており、現在ではAMPを導入していないページでも検索結果での評価に違いはありません。今回は、AMPの仕組みやメリット・デメリットに加え、優遇措置終了後の現状や、今後Webサイトの表示速度を改善するために検討したい選択肢について解説していきます。

本記事の内容は2026年6月時点の情報です。Googleの仕様や各サービスの対応状況は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

そもそもAMPとは?

AMP(Accelerated Mobile Pages、アンプ)は携帯端末向けサイトの閲覧を高速化し、ユーザー体験を向上させることを目的に、Googleが中心になって2015年に立ち上げたプロジェクトです。

AMPは従来から使われているWeb技術のHTMLを改良した「AMP HTML」と呼ばれる技術を基盤にしています。X(旧Twitter)、Pinterest、LinkedIn、WordPress(ワードプレス)などの世界的企業が立ち上げ段階から参加していました。

立ち上げ当初は、GoogleやTwitterの検索結果でAMPページが優先的に表示される優遇措置がありましたが、この優遇措置は2021年6月に終了しています。現在は、AMPを導入しているかどうかにかかわらず、ページエクスペリエンスなどの指標をもとにすべてのページが評価される仕組みになっています。

AMPによるモバイルサイト高速表示のイメージ

 

AMP導入ページはなぜ高速表示されるのか

Webページは、サーバーから情報を読み込んでユーザーにデータを返すことで表示されます。
しかしこの方法では、データ量が多い場合、ページを表示するまでに時間が掛かる可能性があります。

一方、AMPを導入したページでは、Googleがキャッシュとして保持しているデータから生成した専用のページを表示します。
つまり、大元のデータがあるサイトにアクセスする必要がなく、その都度データを読み込まなくても済むため、高速で表示することが可能になっています。

また、AMPでは表示速度を上げるためにHTMLの機能に大きく制限をかけています。
AMPページには、「AMP HTML、AMP JS、AMP Cache」の3つがあり、アクセス解析などに使う通常のJavaScriptは、AMPでは無効となって、AMP専用の方式に置き換えられます。コンテンツ内の広告や画像の表示も、AMPページではAMP専用のものに最適化されます。
このような技術でページのサイズを小さくして、モバイルでの高速表示を実現しています。

 

AMP導入のメリットとデメリット

AMPを導入するメリットは、モバイル端末でWebページが高速表示されることです。AMPの導入で表示速度が約4倍になり、通信データも約1/10に減少するという報告があります。
モバイルユーザーがページの表示を待てる時間は2~3秒だと言われていますから、AMPの導入でユーザーの離脱を防ぐ効果が期待できます。

ただし、GoogleはAMPの優遇措置を2021年6月に終了しており、現在AMPの導入・非導入が検索順位に直接反映されることはありません。表示速度の改善自体はページエクスペリエンスの評価につながる可能性があるものの、AMPを使わなくても、通常のHTMLでCore Web Vitalsの基準を満たせれば同様の効果を得られます。

モバイルサイトの表示が遅くて怒っている人のイメージ

一方のデメリットとしては、AMPで使うAMP HTMLではレイアウトに制限があることが挙げられます。また、ブラウザで実行されるユーザーJavaScriptは、AMPでは基本的に無効となります。

優遇措置の終了を受け、近年ではX(旧Twitter)やアメブロをはじめ、AMP対応を段階的に終了するサイトも増えています。AMPに対応しなくても良好な表示速度を保てるようになってきたことが、その理由の一つとして挙げられます。

 

AMP導入に向いているサイトとは?

AMPはモバイルユーザーが閲覧するWebページを高速表示する仕組みです。そのため、ページの容量が大きく、表示が遅めのWebサイトで取り入れると、メリットが大きいと言えます。

なお、食べログやマイナビなど、過去にAMPを導入していたサイトもあります。ただし、AMP対応の有無や継続状況はサイトによって変化するため、最新の対応状況は各サイトでご確認ください。

逆に、現在のWebサイトがモバイル環境でも十分に高速表示されている場合は、あえてAMPを導入する必要はないかもしれません。また、AMPはモバイルユーザー向けの仕組みですから、主にPCで閲覧するユーザーをターゲットにしてコンテンツを作成している場合は、AMPの導入は不要です。

現在はAMP対応によるSEO上の優遇がないため、新規にWebサイトを立ち上げる場合は、AMPに限定せず、表示速度全体を改善する施策とあわせて検討することをおすすめします。

AMPが導入されたモバイルサイトを見ている人のイメージ

 

AMPをWebサイトに導入するには?

AMPの基本的なページの仕様はオープンソースで公開されており、HTMLの知識があれば、導入はさほど難しくありません。
また、代表的なコンテンツ管理システム(CMS)のWordPressで作成したサイトなら、プラグインを組み合わせることでAMPを手軽に導入することができます。

 

2026年現在、AMPは導入すべき?今後検討したい選択肢

2021年のGoogleによる優遇措置終了以降、AMPを導入するメリットは薄れつつあります。表示速度の改善が目的であれば、AMPに限定せず、通常のHTMLでCore Web Vitalsの基準を満たす施策や、オフライン対応・プッシュ通知など幅広い機能を実装できる「PWA(Progressive Web Apps)」の導入を検討するのも一つの選択肢です。

PWAは、AMPのような表示制限を受けずに、アプリのような操作性とWebサイトの手軽さを両立できる技術として、近年注目を集めています。表示速度の改善とあわせてユーザー体験全体を底上げしたい場合は、自社サイトの状況に合わせてAMPとPWA、どちらが適しているかを比較検討するとよいでしょう。

AMPに代わる選択肢として注目される「PWA」について、概要や導入メリットをまとめた資料を無料配布しています。表示速度やユーザー体験の改善を検討している方は、あわせてご活用ください。

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まとめ

AMPはモバイルユーザーの利便性を高めるための技術として登場しましたが、2021年のGoogleによる優遇措置終了以降、必ずしも導入が必須の技術ではなくなっています。一方で、表示速度の改善やユーザー体験の向上という目的自体は、今も変わらず重要です。

既存のWebサイトにAMPを導入する場合は、CMSの設定を変更したり、プログラムを書き換えたりする必要があります。また、Webサイトを新規で立ち上げるにあたって、AMPやPWAなどの技術導入を検討したい方もいらっしゃるでしょう。

パンタグラフでは、AMPやPWAをはじめとしたWebサイト・アプリ開発に関するご相談を承っております。表示速度やユーザー体験の改善でお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください。

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