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逆SEOとは?具体的な4つの手法とNG例、対処法をわかりやすく解説!
SEO 2024.02.14

「逆SEOとは何だろう」「逆SEOはどのように実施すればいい?」と思ったことはありませんか? 逆SEOとは自社サイトが誹謗中傷や悪評・デマなどの影響を受けた際の対処法を指しています。
しかし、間違った方法で逆SEOを行うと、ペナルティを受けたり法律に触れたりするので注意が必要です。本記事では、逆SEOの具体的な手法や、やってはいけない逆SEOを紹介します。逆SEOから自社サイトを守るためにも、ぜひ最後までご覧ください。
目次
逆SEOとは?意味や目的を解説
逆SEOとは、検索結果で特定のページを上位に表示させるための手法であるSEOとは反対に、対象サイトの順位を下げるための手法です。「ネガティブSEO」や「リバースSEO」とも呼ばれます。
対象サイトは、掲示板や個人ブログなどさまざまです。これらのサイトに、あなたの会社やサービス、商品などにとってネガティブなコメントが書かれていれば、コメントを見たユーザーはあなたの会社や商品などにマイナスの印象を抱く恐れがあります。逆SEOは風評被害により、悪影響を受けた際の対処法です。
ただし、やり方によっては自身が検索エンジンからのペナルティや不利益を被ることもあるので、逆SEOの実施には注意が必要です。
なお、SEOについては「SEOとは?初心者にもわかりやすく順位を上げる対策法と仕組みを解説」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
ネガティブな影響を及ぼすページの順位を下げることが目的
逆SEOの目的は、ネガティブな評判や不正確な情報を含むページの順位を下げ、自社への風評被害を防ぐことです。自社が被る不利益を抑え、オンライン上の評判を守るために実施します。
事実無根の悪評や誹謗中傷の発信源が、コンテンツ削除してくれなかった場合に用いることが一般的です。
逆SEOの手法は主に4つ
逆SEOは直接的に対象ページの検索順位を下げる方法ではありません。自社サイトのページなど他のページの順位を上げることで、相対的に対象ページの順位を下げる方法です。
逆SEOを実施するには以下4つの手法があります。
- 自社サイトのページを検索上位に表示させる
- 自社サイトの検索上位表示を維持する
- Googleに対しコンテンツ削除を依頼する
- 発信源となっているサイトに対しコンテンツ削除を依頼する
それぞれの手法を順番に見ていきましょう。
なお、SEOにおいてGoogleが評価するポイントについては「SEOでGoogleが評価するポイントとは?自社事例で解説 」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
自社サイトのページを検索上位に表示させる
1つ目に紹介するのは、自社サイトのページを上位に上げる方法です。自社サイトの順位が上がれば、相対的に誹謗中傷や風評被害などが載っている不利益なWebサイトの順位を下げられます。
自社サイトを検索上位に表示させるには、まず悪影響のあるサイトが上位表示されているキーワードを確認しましょう。
そして、そのキーワードで上位表示できるような品質の高い記事やコンテンツを作成します。関連キーワードなども網羅し、コンテンツを増やすとより効果的です。
なお、企業が独自に運営するサイトを「オウンドメディア」といいます。オウンドメディアの記事が上位表示できれば、広告収入やリード獲得などにつながります。
オウンドメディアについては「オウンドメディアとは?作成する意味や作成方法、事例を一挙に解説」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
自社サイトの検索上位表示を維持する
自社サイトがすでに検索上位を獲得している場合は、上位表示をキープしましょう。1つ前に紹介した方法と同じく、自社サイトが検索上位を維持することにより、不利益なサイトの順位を下げ続けられます。
検索上位を維持する方法は、主に以下のとおりです。
- 定期的な記事のリライト
- タイトルの修正
- 内容を最新の情報へ更新
Google検索のアルゴリズムは常にアップデートを繰り返しています。日々SEO対策を実施してGoogleからの評価を上げ、品質の高い記事を作成することが大切です。
しかし、SEO対策には労力がかかります。そのため、Webマーケティング企業やSEOコンサルティング会社など、プロの手を借りるのがおすすめです。費用はかかりますが、検索上位への表示が期待できます。
なお、リライトとは何か、どのようにリライトを実施すればいいか等を詳しく知りたい方は、「リライトとは?意味・SEO効果を高める記事改善の方法を解説」をご覧ください。
Googleに対しコンテンツ削除を依頼する
誹謗中傷を掲載しているサイトよりも、自社のコンテンツを上位表示させるのが困難であったり時間がかかったりする場合、Googleへコンテンツの削除依頼が可能です。削除依頼を行えるのは、対象サイトに掲載されている内容がGoogleのポリシー違反に当てはまる場合に限ります。
削除対象となり得る内容は、主に以下のとおりです。
- 不当な削除方針が示されているサイトにある私個人に関するコンテンツ
- 一部の個人情報(PII)または晒し行為のコンテンツ
- DMCA(デジタルミレニアム著作権法)や著作権の侵害の報告、児童への性的虐待の画像など、特定の法的な理由によるコンテンツ
- ユーザーを騙す、混乱させるなど誤解を招くコンテンツ
上記以外にもGoogleグループのコンテンツポリシーに該当する場合は、コンテンツが制限される場合があります。削除申請の対象にならないか、一度Googleのポリシーを確認してみましょう。
発信源となっているサイトに対しコンテンツ削除を依頼する
最後に紹介するのは、サイトの管理者へ削除を申請する方法です。掲示板や口コミサイトなどによる匿名の書き込みでも、サイト管理者に削除を依頼できます。
ただ、申請に応じてくれない場合も多く、必ず削除されるわけではありません。一向に対応されない場合、弁護士などの専門家への相談も視野に入れる必要があります。
やってはいけない逆SEO手法がある
ここまで逆SEOの手法を紹介してきましたが、やってはいけない逆SEOの手法も存在します。
逆SEOにはGoogleのガイドラインに反した方法もあり、以下はその一例です。
- 意図的にスパムリンクを設置する
- コピーサイトを乱立させる
- 外部リンクを購入する
Googleのガイドラインに反した方法を実施すると、検索エンジンからのペナルティを受けたり法律に抵触したりする恐れがあります。また、上記は、質の低いコンテンツの検索順位を、不正な方法によって上昇させる「ブラックハットSEO」に該当する行為です。
現在でも横行している方法ですが、原則として行うべきではありません。一時的に順位が上がったとしても本質的な方法ではないうえ、企業サイトの場合は信頼の低下にもつながります。
ユーザーの役に立つコンテンツ制作を心がけて、上位表示を狙うようにしましょう。
逆SEOを受けた時の対処法
ここからは、自社サイトのページが逆SEOを受けた際に、どのように対処すればいいかを紹介します。対処法は以下の3つです。
- 良サイトからの被リンクを獲得しドメインパワーを向上させる
- 被リンクを確認し低品質なサイトを否認する
- 弁護士に相談し法的措置を行う
それぞれの方法を順番に解説します。
良サイトからの被リンクを獲得しドメインパワーを向上させる
まず紹介するのは、良質なサイトから被リンクをもらいドメインパワーを上げる方法です。
ドメインとは、インターネット上での「住所」のことで「pantograph.co.jp」などの文字列を指します。ドメインパワーは、ドメインに対する検索エンジンからの信頼度を0~100で示した数字です。
Googleからの評価が高いサイトや信頼性が高いサイトなど「良サイト」からの被リンクを獲得すると、自社サイトのドメインパワーが上がりやすいといわれています。そして、このドメインパワーを向上させることで、逆SEOの影響を抑えられます
なお、被リンクの獲得以外にもドメインパワーを上げる方法はあります。
ドメインパワーについては「ドメインパワーとは?ドメインパワーを無料で調べる方法や高めるための策を紹介!」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
被リンクを確認し低品質なサイトを否認する
2つ目の方法は、低品質なサイトからの被リンクを否認することです。
Googleからの評価が高いサイトからの被リンクでドメインパワーがあがるように、評価が低いサイトから被リンクを受けるとGoogleからの評価が下がり、検索順位も下がる恐れがあります。
定期的に自社サイトを被リンクしているサイトをGoogle Search Consoleから確認し、不適切なリンクを見つけたらリンク削除申請を送りましょう。対応してもらえない場合、リンク否認ツールを使用する方法もあります。
リンク否認ツールを使用した場合、数週間で検索結果に反映されるので、確認してみましょう。
弁護士に相談し法的措置を行う
逆SEOによる不利益が生まれている場合は、弁護士に相談し対策方法やアドバイスをもらうことも有効です。
費用はかかるものの、交渉事や法律に関連する行為を代行してもらえます。自身で対応するより早く対処でき、被害を最小限に抑えられる可能性もあります。
最近ではインターネット関連の知識が豊富な弁護士もいるので、ぜひ相談してみましょう。
逆SEOは適切な方法で
逆SEOとは、自社にとってマイナスな情報を流しているサイトの順位を下げる施策を指します。
対策としては、マイナスな情報を掲載するサイトよりも自社サイトを上位に表示させて、順位をキープすることが主な方法です。
ただし、逆SEOを実施するにあたっては以下の注意点もあります。
- すぐに効果が出るわけではない
- モラル的な問題を含む恐れがある
- トラブルの原因になる可能性がある
注意点をきちんと把握し、適切な逆SEOを実施しましょう。また、「なるべく早くに解決したい」、「トラブルはできるだけ避けたい」という場合は、インターネット関連の知見がある弁護士に相談しましょう。
パンタグラフでは、検索上位に表示させるためのコンテンツ制作や、検索上位表示を維持するリライトなどのコンテンツSEOをサポートしています。
逆SEOの影響を受けづらくするため、SEO対策に力をいれたいと考えている方や、なかなか検索順位が上がらずお困りの方はぜひ一度ご相談ください。
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