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SEOとは?初心者にわかりやすく解説!検索順位が上がる仕組みと対策法

SEO 2024.03.13

SEOとは?初心者にわかりやすく解説!検索順位が上がる仕組みと対策法

Webサイトの運用・広告担当者は「SEO対策」「Web広告」「SNS運用」「データ解析」など、幅広い知識が求められます。また、それぞれの知識は日々アップデートされているため「サイト流入数を増やしたいけど、SEO対策の知識を学ぶのが大変だ…」と感じてしまうこともあるでしょう。

この記事ではそのような悩みを抱えている方向けに、実際に多くのWebサイトのSEO対策を手掛けるパンタグラフの知見を基に、SEOの基礎知識をわかりやすく解説します。最後まで読めば、初心者の方でもSEO対策の具体的な方法と自然検索で上位表示を獲得する仕組み、テクニックが理解できるようになります。ぜひサイト作りにお役立てください。

目次

SEOとは?わかりやすく解説

SEOとは、「Search Engine Optimization」の略称です。わかりやすく言うと、SEOは検索エンジンからのサイト訪問者を増やすことで、Webサイトの成果を向上させる施策のことを指します。

検索エンジンの仕組み・検索順位がつく流れ

SEOについて理解するためには、Webページが検索エンジンに表示される仕組みを知っておくことが大切です。公開記事が検索結果上に表示されるまでの仕組み・流れを解説します。

1. クロール:ボットによる記事巡回

Googleなどのクローラーは、蜘蛛の巣のように張り巡らされたリンクを辿り、さまざまな記事を収集しています。クローラーは「外部リンク」「巡回の依頼がされたページ」「サイトマップ」「新規ページ」の順番に記事を巡回していきます。そのため、外部リンクを集めた方が早くWebサイトを巡回してもらえるようになるのです。

2. インデックス:検索結果に表示

クローラーが収集した記事は、検索エンジンを経由してGoogleのデータベースに登録されます。Googleのデータベースへ登録することをインデックスと呼びます。 Googleのデータベースにインデックスされた情報をもとに、良いサイトであるかが評価されます。

ページを公開してもなかなかインデックスされない場合は、GoogleSearchConsole(グーグルサーチコンソール)からインデックスのリクエストを送ることができます。サーチコンソールの使い方については、「Googleサーチコンソールの使い方・設定を初心者に分かりやすく解説!」の記事で解説しているのでご一読ください。

3. サイト評価:検索意図に沿っているか

Googleのデータベースにインデックスされた情報をもとに評価して、検索順位を決めています。

Googleが高く評価しているコンテンツは、ユーザーの検索意図に沿っているものです。最新情報で正確で、読みやすいコンテンツを高く評価しています。

また、コンテンツの内容だけでなく、表示スピードが早いか、テキストが見やすいかなども評価基準となっています。

上位表示される仕組み

 

検索上位(1ページ目表示)獲得に必要な指標

検索上位を獲得するためには、Googleが重要視する指標を満たしたコンテンツを作成する必要があります。以下に、検索上位獲得に必要な3つの指標をご紹介します。

ユーザーの目的・課題を解決できるかどうか

Googleは、ユーザーが検索する目的を満たしたコンテンツを高く評価します。Googleなどの検索エンジンを利用するユーザーは、以下のような検索意図を持っています。

<検索意図>

  • Know(知りたい)…30代女性に喜んでもらえる誕生日プレゼントを知りたい
  • Go(行きたい)…レストランへ行きたい
  • Do(したい)…レストランを予約したい
  • Buy(買いたい)…彼女が欲しがっていたバッグを買いたい

「ユーザーの課題・目的を解決できるページになっているかどうか」は、SEOにおいて最重要のポイントです。また、「課題・目的解決までのスピード」も評価に影響するとされています。たとえば「レストランに行きたい」という目的を持つユーザーが検索するキーワードの場合、レストランの情報掲載だけでなく「ページ上で席の予約まで可能かどうか」で検索順位が変わったりします。そのため、キーワードを入力するユーザーが誰なのか?どのような意図で検索しているのか?どのような情報を知りたいのか?最終的な目的は何なのか?を考えながら、コンテンツを制作するようにしましょう。

「E-E-A-T」:経験・専門・権威・信頼

Googleは、良質なサイトだと評価する基準として「E-E-A-T」を定めています。「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trust(信頼)」の4つの言葉の頭文字をとった専門用語です。

Googleは、その分野で専門知識を豊富に持っており、信頼できる情報を提供しているサイトを上位表示させます。そのため、専門分野を持っている人にコンテンツ制作の協力をしてもらいましょう。E-E-A-Tについて詳しく知りたい方は、「E-E-A-Tとは?意味を理解したうえでSEOで検索上位に載る記事を書こう!」の記事をご覧ください。

YMYL(Your Money Your Life)

YMYLとは、人々の健康や幸せに影響を与える可能性のある7つの分野を指します。

  • ニュースと人事問題
  • 市民の権利、政府、法律
  • 金融情報
  • ショッピング
  • 健康と安全
  • 人々のグループ
  • その他

重要な局面で誤った情報を提供すると生活を脅かしてしまう恐れがあるため、ページの評価基準がより厳格になっています。そのため、YMYLの分野のWebサイトを制作するときは、E-E-A-Tを満たすことを意識しましょう。

具体的には、

  • 信頼できる専門家の監修を付けて記事内に記名する
  • サイトの運営者情報を記載する
  • 情報を引用する際は官公庁サイトなどの公的な情報を利用する
  • 最新の情報を掲載して更新日を掲載する

などの対策を行うことが、E-E-A-Tを満たすことにつながります。

YMYLについては、「YMYLとは?該当ジャンルや効果的なSEO対策方法を解説」で詳しく解説しています。

検索上位(1ページ目表示)獲得に必要な指標

 

SEO対策とは?【検索エンジン最適化】

SEO対策とは、SEOを目的として検索エンジン最適化を行い、自然検索で上位表示させることをいいます。自然検索で上位表示されればページのクリック率が上がるため、多くのユーザーの目に触れてPV数やCV数を増やすことが可能です。

「検索エンジン最適化」は、前述の検索エンジンの仕組みや、Google社がSEO対策の指針を示したルールブック「Googleガイドライン」に沿ってページの内部・外部を改善することです。

Googleガイドラインに沿っていないコンテンツは基本的に検索エンジンに評価されず、検索結果ページの上位に表示されません。そのため、ガイドラインを見ながらSEO対策を行う必要があります。

一般的には、コンテンツマーケティングの一環として企業のオウンドメディア(自社が保有するメディア)にSEO対策を行い、集客を行っていくケースが多いです。

コンテンツマーケティングの手法について詳しくは「コンテンツマーケティングとは?目的・メリット・実践方法を詳しく解説!」、オウンドメディアの作成方法については「オウンドメディアとは?作成する意味や作成方法、事例を一挙に解説」をご覧ください。

SEO対策で得られるメリット

SEO対策には3つのメリットがあります。

自然検索からの流入数の増加

SEO対策を行えば、コンテンツがGoogleのアルゴリズムにより高く評価され、自然検索で上位に表示されます。自然検索で上位表示されれば、ユーザーがクリックする機会が増えるため、流入数の増加が期待できます。また、SEO対策で上位表示できれば、Web広告とは異なり、中長期で流入が見込めることもメリットです。

広告費用の削減

検索結果の上位に掲載できるリスティング広告枠がありますが、広告の場合は掲載期間が終了すれば表示されなくなります。リスティング広告は、キーワードにもよりますが、1クリックの単価相場は80円~1,000円です。

その一方で、SEO対策はコンテンツ制作代しかかかりません。なおかつ、コンテンツは会社の資産として残ります。そのため、SEO対策で上位表示できれば広告費用を抑制できます。

サイト知名度の上昇

SEO対策でコンテンツを上位表示させて、多くの流入を見込めば「サイト名」「運営会社名」の知名度を上げることができます。知名度が上げられるだけでなく、信頼も獲得できます。その結果、ユーザーから指名検索される機会を増やせていけるのです。

BrandVerity社の調査によれば、ユーザーの54%が自然検索で上位表示されているWebサイトを信頼すると回答しています。そのため、信頼を獲得するためにもSEO対策を行いましょう。

 

SEO対策を行うデメリット・注意点

SEO対策はメリットだけでなく、次のようなデメリットもあるため注意してください。

SEO対策を行うデメリット

効果が出るまで時間がかかる

SEO対策を行い、検索順位や検索流入数で効果を感じられるようになるまで時間がかかります。Google社が発表しているSEOの効果が見込めるようになるまでの期間は以下の通りです。

成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は 4 か月から 1 年かかります。

引用元:Google検索セントラル – SEO業者の利用を検討する

新規サイトで効果が見込めるまで時間がかかる理由は、Googleが新規ドメインを評価できないためです。ドメインパワーが弱く検索順位が思ったように上がらないと感じてしまうかもしれません。そのため、すぐに結果を出したいという方はSEO対策だと満足できる効果が見込めないでしょう。

絶対に成功するとは限らない

SEO対策の内部対策や外部対策をしても、コンテンツが必ず上位に表示されるわけではありません。なぜなら、競合他社も同じキーワードでSEO対策をしているためです。競合が多いキーワードは、上位表示の難易度が高くなります。その結果、上位表示されず、コンテンツを制作したのに流入数が見込めない事態になってしまうのです。

また、前述のとおりGoogleは定期的にアップデートをしており、以前のSEO対策が通用しなくなる場合もあります。このような理由でSEO対策は失敗することもあります。

ただし、対処法も存在します。「リライト(記事の更新)」を行い、ユーザーニーズや最新の状況に合わせて記事をアップデートすることで、伸び悩んでいる記事の検索順位を上げることが可能です。検索結果の2ページ目に掲載されている記事を1ページ目に押し上げると、流入数は大きくアップします。リライトの具体的な方法については、「リライトとは?意味・SEO効果を高める記事改善の方法を解説」で解説していますのでぜひご覧ください。

 

初心者でもできるSEO対策①内部対策(テクニカルSEO)

SEO対策の概要について解説してきましたが、ここからは具体的なSEO対策の手法をご紹介します。

SEO対策の手法には、大きく分けて「内部対策(テクニカルSEO)」「コンテンツ対策」「外部対策」の3種類があります。まずは「内部対策」の具体的な施策例について見ていきましょう。

内部対策とは、Googleなどのクローラーにコンテンツを認識させて、検索エンジンから評価を得ることための対策をいいます。この対策は「クロール最適化」と「インデックス最適化」に分けられます。

クロール最適化とは、クローラーがWebページを巡回しやすくするための対策です。その一方で、インデックス最適化とはクローラーが収集したコンテンツをデータベースに整理しやすくするための対策をいいます。 なお、「クロール最適化」と「インデックス最適化」を行いSEO評価を高める施策のことを、「テクニカルSEO」とも言います。
よいコンテンツがあっても、サイトの内部が整理されていないと上位表示されなくなってしまいます。まずは以下に紹介する内部対策を行い、土台を整えていきましょう。

クロール最適化
  • XMLサイトマップを作成する
  • サイトの階層を浅くする
  • パンくずリストを設置する
  • パーマリンクを最適化する
  • 内部リンクを最適化する
  • カテゴリ一覧などのページネーションを設置する
  • アクセスしてはいけないページはrobots.txtで拒否する
  • ページ表示速度を速くする
インデックス最適化
  • SEOを意識したタイトルを付ける
  • メタディスクリプションを設定する
  • 見出しタグを設定する
  • 画像の代替テキスト(alt属性)を設定する
  • インデックスさせたくないページにnoindexタグを設定する
  • URLを正規化する

上記の対策方法について、それぞれ解説していきます。

XMLサイトマップを作成する

サイトマップとは、Webサイトのページをリスト化したファイルのこと。中でもXMLサイトマップは、Googleなどの検索エンジンに向けてWebページのURLや最終更新日などを記載したものです。記事が検索順位に反映されるためには、検索エンジンからクロールされインデックスされる必要があります。XMLサイトマップを作成することで、Webサイトの各ページのクロールが促進されるため、SEO効果が期待できます。

サイトの階層を浅くする

サイトの階層を浅くすることは、ユーザーにとっての利便性が上がるだけでなく、検索エンジンからインデックスされやすくなることにつながります。逆に、何回もリンクをクリックしないとたどり着けないような”階層が深い”Webページは、検索エンジンから「必要性が低い」と判断されクロールの回数が減ったり、ユーザビリティーの評価が下がってしまったりする可能性があります。

パンくずリストを設置する

「パンくずリスト」とは、ユーザーがWebサイトのどの地点にいるかを示すナビゲーションのことです。下のキャプチャの赤枠の箇所を指します。

パンくずリスト

パンくずリストを設置すると、ユーザーが自身の現在地を認識しやすくなるだけでなく、検索エンジンがページの構造や、各ページの内容を把握しやすくなります。

また、サイトに設置されたパンくずリストの情報に、構造化データを追加でマークアップすることもSEO対策として有効です。 構造化マークアップを行うと、パンくずリストがクローラーに効率的に読み込まれるほか、リッチスニペットとして検索結果に表示されやすくなります。構造化マークアップについては「構造化マークアップとは?設定方法からメリット・デメリットを紹介」の記事で解説していますので、詳しく知りたい方は併せてご覧ください。

パーマリンクを最適化する

パーマリンク(Permalink)とはパーマネントリンク(Permanent Link)の略で、Webサイトの各ページに対して個別に与えられているURLのことを指します。例えば、https://●●●.com/permanent-linkというURLのページの場合、「https://●●●.com/permanent-link」がパーマリンクとなります。さらに、パーマリンクを構成する「https://●●●.com/」はドメイン、「permanent-link」はスラッグといいます。

適切なパーマリンクの設定は、主にサイト開設時や新規ページ作成時において、クロール最適化のためにしておきたいことのひとつです。パーマリンクには、ランダムな文字列やIDではなく、ページの内容を示す文字列を設定するようにしましょう。例えば会社概要のページであれば、パーマリンク(スラッグ)に「/company/」、ECサイトであれば「/tops/」「/bottoms/」といった単語を設定します。パーマリンクを見たときに、どのような内容のページかがすぐ推測できる簡潔な英単語にすることがポイントです。パーマリンクの内容は検索順位には直接影響を与えませんが、クローラーが各ページの内容を理解しやすくなるほか、ユーザビリティが高まることで、間接的に良いSEO効果をもたらします。

適切なパーマリンクの設定方法について詳しくは「パーマリンクとは?設定方法やSEOのためのポイントを解説」の記事で解説していますので、併せてご覧ください。

内部リンクを最適化する

内部リンクとは、同一サイト内のページへのリンクのことです。外部サイトへのリンクは含まれません。例えばSEOに関するページであれば、「SEOの内部対策」「SEOの外部対策」などの関連するページのリンクを設置することで、クローラーが巡回しやすくなるほか、その話題に対する網羅性が認識されやすくなり、ページ評価の向上にもつながります。

カテゴリ一覧などのページネーションを設置する

記事一覧ページの下部などに「1,2,3…」とページ番号のボタンがあり、クリックすることで次の一覧ページに飛べる仕様になっているWebサイトを見たことがあるでしょう。このように一覧を適度な長さで複数ページに分割する機能のことを「ページネーション」といいます。ページネーションを設置することで、ユーザーにとっての利便性や視認性(ページエクスペリエンス)が向上します。

アクセスしてはいけないページはrobots.txtで拒否する

robots.txtは、特定のWebページのクロールを拒否(制御)するファイルのことです。robots.txtを設定したページはクローラーから巡回されなくなるため、より重要なページを優先してクロール・インデックスしてもらうことができます。例えば会員ページやECサイトのカートページなどがrobots.txt設定の対象となります。

ページ表示速度を速くする

Googleは「ページ表示速度は検索順位に影響する重要な指標」と公表しています。表示速度が遅いとクローラーに認識されづらくインデックスが遅れるうえ、上位表示も難しくなります。また、ユーザビリティの観点でコンバージョンにも影響を及ぼすため、テクニカルSEOでの対策が重要です。 表示速度を改善するためには、まずツールを活用して現状の表示速度を確認しましょう。ツールはさまざまですが、Googleが提供している「PageSpeed Insights」がおすすめです。 表示速度が遅い場合は、画像容量やソースコードを圧縮したり、Wordpressで不要なプラグインを削除したりしましょう。 ページ表示速度やページ読み込み時間は「LCP」と言い、Googleが示す表示速度に関する指標「コアウェブバイタル」の3つの要素のうちのひとつです。LCPについて詳しくは、「コアウェブバイタル(Core Web Vitals)以外にSEOに関係する要因は?」をご覧ください。

SEOを意識したタイトルを付ける

タイトル(titleタグ)をページの内容に合った適切なものにすることで、SEO効果を高めることができます。タイトルが適切であれば、検索エンジンが何について記載されたページか理解しやすくなるので、検索結果に反映されやすくなります。さらに、ユーザーが実際に検索する際のキーワード(クエリ)をタイトルに含めることで、ユーザーニーズを満たしやすくなり、CTR(クリック率)の向上が見込めます。

メタディスクリプションを設定する

メタディスクリプションとは、Webページの内容を端的に示した100文字程度の文章のことです。HTMLタグの一種であるmeta descriptionタグを設定することで、下のキャプチャのように、検索結果のページタイトルの下部に設定した文章が表示されます。

メタディスクリプション

検索ユーザーは、基本的にタイトルとメタディスクリプションの情報のみで、どのページをクリックするか判断します。そのため、メタディスクリプションを設定し、そのページに何が記載されているのか、アクセスすれば何がわかるのかユーザーに明示してあげることで、クリックを促すことができます。

見出しタグを設定する

見出しタグとは、h2タグやh3タグなどのことを指します。見出しタグを適切に設定することで、検索エンジンがページをクロールする際に、文章の構造や何に重点を置いて書かれているページなのかをわかりやすく伝えることができます。もちろんユーザーにとって読みやすくわかりやすいページにすることにもつながります。

画像の代替テキスト(alt属性)を設定する

代替テキスト(alt属性)とは、Webページ上の画像の内容を示すテキストのことです。画像が読み込めず表示されないときや、音声で読み上げるブラウザを使用する際にこの代替テキストの情報が使われます。検索エンジンがページ内の画像の内容を把握しやすくなるだけでなく、視覚に障がいがある方など音声読み上げ機能を必要とする人のアクセシビリティ向上も期待できます。

インデックスさせたくないページにnoindexタグを設定する

noindexタグを設定することで、重要なページが優先してインデックスされやすくなります。robots.txtとの大きな違いは、「クローラーが巡回するかしないか」です。robots.txtを設定すると巡回自体拒否することになりますが、noindexタグの場合は巡回はされた上でインデックスされなくなります。

URLを正規化する

異なるURLで重複する内容のページがある場合、canonical(カノニカル)タグを設置すればどちらが正規URLかを示すことができます。正規化されたURLが検索エンジンに評価され、検索結果に表示されるようになるので、SEO評価の分散を防ぐことが可能です。

また、サイトリニューアルなどでページのURLが変わった場合は、リダイレクト設定を行うことで前URLのSEO評価を新URLに引き継がせることができます。リダイレクト設定の方法について詳しくは、「リダイレクトとは?意味や目的、具体的な設定方法を解説!」の記事で解説しています。

内部対策(テクニカルSEO)についてより詳しく知りたい方は、「テクニカルSEOとは?コンテンツSEOとの違いや対策するメリットも!」も併せてご覧ください。

初心者でもできるSEO対策②コンテンツ対策

2つ目の方法が「コンテンツ対策」です。コンテンツ対策とは、サイトに掲載するコンテンツ(情報)の質を高め、強化していくSEO対策方法です。「コンテンツSEO」ともいわれます。

内部対策が万全であっても、コンテンツの質が低ければ、上位表示は不可能といえます。まずは、Googleから「ユーザーのニーズを満たしている」「ユーザーにとって有益で、価値のある情報が掲載されている」と評価されるように、コンテンツ自体の質を高めることが重要なのです。

そのためには、ユーザーの検索意図をしっかりと理解し、ユーザーが求める情報を過不足なく掲載する必要があります。また、後述する「検索上位(1ページ目表示)獲得に必要な指標」を満たすように、対策していかなければなりません。

具体的には、以下の手順でコンテンツを制作していきます。

1. 自社の課題・目的に合わせてペルソナ設計を行う

まずは自社の課題・目的の洗い出しをし、それをもとに自社のサービスや商品を必要とする人物像、つまり「ペルソナ」の設計を行いましょう。

ペルソナを設定すると、自社の商材を必要とするのはどんな人なのかどのような層にコンテンツを届ければよいのかが把握できるため、コンテンツ制作の指針が定まります。

ペルソナ設定のやり方については「ペルソナ設定のやり方決定版!項目から設定手順まで解説」で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

2. カスタマージャーニーマップを作成する

ペルソナ設計が完了したら、それをもとにカスタマージャーニーマップを作成します。カスタマージャーニーマップとは、「顧客が商品やサービスに出会い、実際に購買行動に至るまでのプロセス」を可視化したものです。

カスタマージャーニーマップを作成することで、ユーザーがサイトに来るところから、サイト内での導線、最終的なコンバージョン・離脱に至るまでの仮説が明確になるため、ユーザー目線でコンテンツ制作ができるようになります。

カスタマージャーニーマップの重要性や詳しい作り方については、「カスタマージャーニーマップはなぜ重要なのか?メリットや作り方の注意点を解説」で解説していますので、ぜひご覧ください。

3. 制作する検索キーワードを選定する

ユーザーに関する分析・考察が深まったら、実際にどんなテーマの記事を制作するか決めていきます。SEO記事を制作するうえで重要なのが、ざっくりとしたテーマ設定をするのではなく、ユーザーが検索エンジンで検索する際に入力する「検索キーワード」をもとに記事制作するということです。

自社で取り扱うサービスや商品とペルソナ・カスタマージャーニーマップを掛け合わせて、「どのキーワードで検索する人をサイトに呼び込めば、コンバージョンにつながるか」を考えて検索キーワードを選定していきます。

また、各検索キーワードには「検索エンジンでそのキーワードが検索される回数」を表す「検索ボリューム」という数値があります。検索ボリュームが大きければ大きいほど、そのキーワードで検索する母数が多くなります。つまり、検索ボリュームが大きいキーワードで検索上位に入れば、その分流入数が多くなるため集客力がアップします。

一方、検索ボリュームが小さいニッチなキーワードだと、より目的が定まっている人・購買意欲が高い人が検索しやすくコンバージョンにつながりやすいということもあります。

集客・認知が最優先なのか、購買や資料請求が最優先なのかなど、目的によって選ぶべき検索キーワードは変わってくるのがポイントです。

キーワードの選び方については「SEOの検索キーワード選定のやり方|基本の手順・使用ツールを解説!」の記事で詳しく解説しています。

4. キーワードごとの検索ニーズを把握し、構成を作成する

記事制作する検索キーワードが決まったら、キーワードごとに「そのキーワードで検索する人は何が知りたいか」「検索後の最終的な目的はなにか」という検索ニーズを検討していきます。

検索ニーズによって、記事に入れるべき言葉・文章・画像などのコンテンツ内容が変わってくるため、検索ニーズの把握はSEO記事制作において非常に大切です。

検索ニーズの分析は、その検索キーワードの上位記事のタイプ(記事がメインなのか、画像・動画がメインなのか)や、上位記事が共通で触れている内容から推測するのが近道です。

また、検索エンジンの「サジェスト」を見ることもニーズの把握に役立ちます。サジェストとは、検索エンジンの検索窓にキーワードを入力したときに、一緒に検索されやすいキーワードを提案する機能のことです。

検索エンジンのサジェスト

サジェストにはユーザーのニーズが反映されているため、検索意図の理解やキーワードの選定に役立てることが可能です。例えば上の画像であれば、「マーケティング」というキーワードで調べる人は、マーケティングとは何かという言葉の定義や、マーケティングに関する資格について知りたい人が多いということがわかります。

検索ニーズの分析が完了したら、内容の取りこぼしがないように記事構成を制作しましょう。文章の見出し(h2)の順番から、見出しにどのような言葉を入れるか、各見出しに何を書くかといった記事の骨格と内容をここでしっかりと決めておきます。

5. 構成に沿ってSEOライティングを行う

構成が完成したらいよいよ実際にライティングしていきます。このときに重要なのが、ユーザーが読んでいて結論や要点が分かりやすいように「SEOライティング」を行っていくことです。具体的には、結論・理由・具体例・結論の順で文章を展開する「PREP法」などを用います。

SEOライティングのやり方については、「【要素別】SEOライティングの概要、ポイント、コツをプロが解説」で解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

6. 公開後効果測定を行う

SEO記事制作においては、記事が公開されたあとの効果測定が重要です。

「公開して終わり」ではなく、以下のような項目を計測し、効果を確認しましょう。

  • 狙った検索キーワードでの順位
  • ほかにランクインした検索キーワードの順位
  • 各検索キーワードでのCTR(クリック率)
  • 各記事のPV・UU数
  • 各記事のCV数

上記の数値を測定する際には、「Google Search Console」や「GA4(Google Analytics4)」などのツールを利用するのがおすすめです。

GA4の使い方については、「GA4(Googleアナリティクス4)とは?導入・設定方法と使い方を解説」の記事で詳しく解説しています。

初心者でもできるSEO対策③外部対策

外部対策とは、他サイトからリンクを貼ってもらったり、サイテーションを獲得したりして、自社サイトの評価を上げることをいいます。

サイテーションとは、企業名や商品名、サイト名がSNS上で言及されることをいいます。

Googleガイドライン上では、サイテーションの重要性について言及はされていません。しかし、サイテーションにより企業名が認知されればアクセス数は増えるため、効果があると専門家にも言われています。このような背景により、サイテーションを獲得するために、SNS宣伝としてインフルエンサーを起用する企業が増えてきています。しかし、外部リンクやサイテーションの質も大切です。以前はダミーサイトなどを多数所有するSEO業者にお金を払って依頼して、順位を上げるサイトもありましたが、現在ではこうした施策はGoogleに不正と判断され、ペナルティを受けてしまいます。

外部対策は無理に行わなくても、前述した「コンテンツSEO」を行いコンテンツの質を高めることで、自然と効果が出てきます。まずは内部対策、コンテンツ対策を優先して行いましょう。

SEO対策としてやってはいけないこと一覧

SEO対策はGoogleガイドラインに沿って行うことが大切です。このような方法で行うSEO対策をホワイトハットSEOと呼びます。

その一方で、Googleガイドラインに沿っていない対策をブラックハットSEOと呼びます。ブラックハットSEOはペナルティの対象です。以下に、どのような施策が該当するかをまとめたので参考にしてみてください。

■ブラックハットSEOの内容

  • 他のサイト(ブログ)のコメント欄から自社サイトに向けてリンクを貼る
  • 検索順位を上げる目的で関連性のないサイトからリンクを集める
  • 外部リンクの数が急激に増えるなど不自然な方法でリンクを集める
  • 他のサイトのコンテンツ内容をコピーする
  • 意味が破綻しているコンテンツを制作する
  • キーワードを乱用してコンテンツを制作する
  • ユーザーには見えない隠しリンクを設置する
  • ChatGPTを活用してコンテンツを生成する
  • ユーザーの予想や希望とは異なる動きをするコンテンツを制作する

参考記事:SEOとは?/SEOタイムズ

 

パンタグラフのSEO対策

SEO対策をプロに依頼したい方は「パンダグラフ」にお任せください。パンダグラフでは、内部対策や外部対策を得意としており、記事の企画、構成、執筆、公開までトータルでサポートできます。それだけでなく、テクニカルSEOやコンテンツSEOなどで、お客様のサイトを上位表示させていきます。

パンタグラフのコンテンツマーケティング

テクニカルSEO

テクニカルSEOとは、検索エンジンに読み込んでもえるようにサイトを最適化することをいいます。当社は以下の取り組みで、サイトを上位表示させていきます。

  • Googleボットのクローラーが情報収集しやすくするためにサイトを最適化する
  • サイトの表示速度や応答性、安定性を高める
  • インデックスされやすいようなサイト構造をつくる
  • ユーザーの滞在時間、お問い合わせを増やすためにサイトリニューアルを行う

コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、良質なコンテンツを制作して積み上げることで、Googleアルゴリズムに評価してもらう施策をいいます。今回ご紹介したコンテンツ対策が当てはまります。当社は以下のような工夫で、魅力的なコンテンツを制作していきます。

  • 競合分析を行って、コンテンツ企画をつくる
  • キーワード分析を行ってペルソナの検索意図に合った記事づくり
  • わかりやすい図解の挿入
  • 目を惹く画像の挿入
  • テーブルや箇条書きを上手く使用した、わかりやすい説明

上記の内容を心がけてコンテンツを制作するため、記事品質を上げられます。

コンテンツSEOについては、「コンテンツSEOとは?対策するメリットとメディアを成長させるコンテンツの作り方」で詳しく解説しています。

SEO対策をする上で重要視するべきことは、ユーザーニーズを満たす記事を作ることです。ユーザーのニーズ「知りたいことが知れた」「欲しい商品を購入できた」を満たすことで、自然検索で上位表示されやすくなります。

この記事を読んでいるWebサイト管理者の中には、業務が幅広くSEO対策まで手が回らないという方もいるかもしれません。そのような悩みを抱えている方は、ぜひ、パンダグラフまでご相談ください。

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