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YMYLとは?該当ジャンルや効果的なSEO対策方法を解説

SEO 2023.08.17

YMYLとは?該当ジャンルや効果的なSEO対策方法を解説

YMYLとは、「Your Money Your Life」の頭文字をとった言葉で、直訳すると「あなたのお金、あなたの人生」という意味になります。
Googleは、このYMYLに該当する7つのジャンルのコンテンツについて厳しい評価基準を設けていることで知られています。
この記事では、YMYLとはなにか、具体的にどんなジャンルが該当するかといった基本から、GoogleのアップデートとYMYLの関係性、YMYL領域のコンテンツを制作する際に行いたいSEO対策まで詳しく解説していきます。ぜひご活用ください。

YMYLとは?

YMYLとは、「Your Money Your Life」の頭文字をとった言葉です。直訳すると「あなたのお金、あなたの人生」となり、人々の健康、経済的安定、安全、または社会の福祉や幸福に重大な影響を及ぼすジャンルを指しています。

YMYLに該当する領域において、誤った情報や誤解を与える情報を公開してしまうと人々に大きな影響を与えかねません。そのため、Googleは、検索品質評価ガイドラインの項目の一つ(Page Quality Rating Guideline)としてYMYLを記載し、YMYL領域に該当するコンテンツにおいて評価基準を厳しく設けています。

YMYLに該当するジャンルとは?

YMYLの概要を理解したところで、実際にどのようなジャンルがYMYLに該当するか見ていきましょう。

健康・医療

健康や病気、疾患、薬、栄養、メンタルヘルスなど医療に関するページが該当します。ほかにも、身体の安全やオンライン上の安全など、あらゆる形の安全を害する可能性がある話題が含まれます。

金融

保険、年金、税金、投資、クレジットカードや不動産の購入、ローン、送金サイトなど金融に関するページが該当します。

ショッピング・ECサイト

通販サイトなど、購入時に支払い情報や住所を入力したり決済する必要があるページが該当します。

宗教・人種

宗教、人種、ジェンダーなど特定の集団に関する情報や主張に関するページが該当します。

ニュース・時事

国内外のイベントや政治などの重要トピック。災害情報などのページが該当します。エンタメやスポーツ、ライフスタイルなどのニュースは一般には該当しません。

法律・公共サービス

離婚、裁判、遺言書など生活に不可欠かつ正確性が求められる法律情報や公共機関に関するページが該当します。

その他

住宅情報や教育、転職、就職など、大きな決断や人々の生活の重要事項に関連するページが該当します。

例えば健康・医療・安全にかかわるコンテンツで、病気の誤った治療法を記載した場合、それを閲覧・参考にしたユーザーの健康や命に影響を及ぼす可能性があります。 また、金融系のコンテンツで虚偽の投資情報を掲載した場合、それを参考にして投資を行った人の経済的安定を損なう恐れがあるでしょう。 このように、人々の安全や経済、福祉などに影響する可能性があるジャンルがYMYL領域とみなされます。

YMYLが重要視されるようになった背景とは?

Googleは、Googleが定める検索アルゴリズムに沿って各ページの検索順位を決定しています。Googleのアップデートによって検索アルゴリズムが変更されると、YMYL領域は非YMYL領域と比べて大きな順位変動が発生します。Googleは人々の安全を守るため、YMYL領域のキーワードにおいては、より高い正確性や信頼性を備えている記事を上位表示する必要があるからです。

歴史を遡ると、Googleのアップデートにおいて、YMYL領域が厳格に評価されるようになったのは2018年頃から。YMYLが重視されるようになった原因のひとつとして、2016年に起きた「WELQ(ウェルク)問題」が挙げられます。

WELQ問題とは、某企業が運営していた医療情報サイト「WELQ」において、コンテンツの品質や正確性が問題視され、結果的にサイトの非公開化にまで発展した問題です。「WELQ」では、他メディアの記事の無断転載や、医師の監修がない専門記事の掲載などが横行していましたが、こうした低品質な記事の多くが検索上位に表示され、問題となりました。

このWELQ問題をきっかけに、2017年2月に日本限定でGoogleのアルゴリズムアップデートが実施され、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトがより上位に表示されるようになったのです。

それ以降も、日本に限らず世界を対象として、YMYL領域の品質向上に向けたアップデートが行われています。

YMYLとE-E-A-Tの関係とは?

E-E-A-Tとは、Googleの「検索品質評価ガイドライン」で示されている、Webサイトを評価する基準の一つです。「Experience」「Expertise」「Authoritativeness」「Trustworthiness」の頭文字からなり、それぞれ以下の意味を表しています。

Experience:経験 Expertise:専門性 Authoritativeness:権威性 Trustworthiness:信頼性

以前は専門性・権威性・信頼性の3つから成る「E-A-T」という評価基準が用いられていましたが、2022年12月のガイドラインアップデートから「Experience:経験」が指標に加わり「E-E-A-T」となりました。*

Googleは、E-E-A-Tの各項目がコンテンツに反映されているかを考慮し、Webサイトを評価していきます。

特にYMYL領域のコンテンツは、E-E-A-Tを満たしているかどうかを厳密に評価されます。そのためYMYL領域の記事制作の際は、専門家監修などを付けた上で、E-E-A-Tを担保していることがGoogleに伝わるように情報を記載する必要があるのです。

具体的な方法・記載すべき内容については「YMYL領域で行うべきSEO対策方法」の項目で解説します。

なお、Googleにおける上位表示の仕組みについては「2023年版|SEOとは?効果的な対策と上位表示の仕組みをわかりやすく解説」で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

※出典:品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加

YMYL領域で上位表示は難しい?参入時に注意すべき点

これからYMYL領域への参入を考えている方、すでにYMYL領域のコンテンツを制作している方からすると、「難易度が高いYMYL領域でコンテンツを制作することは控えた方がいいの?」と疑問に思うかもしれません。

前述の通り、YMYL領域はGoogleからの評価基準が厳しいジャンルです。官公庁サイト や医療機関、金融機関が優先して上位表示されやすいうえに検索順位の変動も大きいため、非YMYL領域と同じ感覚で安易に参入することはおすすめしません。

しかし、大前提としてGoogleは「できるだけユーザーにとって有益でわかりやすい情報を掲載したい」という方針です。専門用語が多用される難解なコンテンツや初心者が理解するのに不十分な情報量のコンテンツよりも、たとえ官公庁サイトではなくても、専門家監修付きの正確でわかりやすいコンテンツのほうが上位表示されるケースは多々あります。

以下のような傾向があることを理解したうえで、次の章でご紹介するポイントを押さえていればYMYL領域に参入しても問題ないと言えます。

YMYL領域に参入する上で押さえておきたいポイント

  • コアアップデートの影響を受けやすく、他ジャンルと比べて順位変動が大きい
  • 他ジャンルの記事と比べて「経験、専門性、権威性、信頼性(E-E-A-T)」を求められるため、より工数や費用がかかる場合がある
  • コンテンツの品質も重要である一方、自社メディアと狙ったキーワードとの関連性や、権威性、ドメインパワーが重視される傾向がある

なお、弊社パンタグラフでは、医療、金融、教育などのYMYLジャンルでのコンテンツやサイト制作の実績がございます。企画案やSEOキーワードのご提案から、構成指示書の作成、執筆や監修を担当する専門家のアサイン、記事の制作、CMSへの反映まで一貫してサポートが可能です。ご相談は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

●パンタグラフ制作YMYL記事の実績例● 女性の健康系キーワード:産婦人科医/助産師監修で1位 金融・投資系キーワード:税理士監修で1位 など多数

握手の様子

YMYL領域で行うべきSEO対策方法

ここまで説明したとおり、YMYL領域においてSEO対策を行う際は「E-E-A-T」を満たすことが重要です。具体的には、記事制作に以下の対策をするようにしましょう。

発信ジャンルを絞り、専門性・網羅性を高める

専門性を高めるためには、統一性がない多岐にわたるジャンルの記事を掲載するよりも、発信ジャンルを絞ることが有効です。発信ジャンルを絞ったコンテンツ制作は、該当のジャンルの網羅性を上げることにもつながります。

また、ドメイン全体のテーマに合致するジャンルに絞ることもポイントです。例えば金融機関のサイトに掲載するコンテンツであれば、医療ジャンルよりも金融ジャンルの記事のほうが専門性の面で有利になります。

専門家による執筆・監修を行う

YMYL領域のコンテンツは、どんな人が情報を発信しているかという点も重視されます。記事のテーマに詳しい専門家に執筆・監修を依頼することで、経験性や専門性を担保することができます。その際、専門家自身の信頼性も重要ですので、実績や経歴などを考慮して依頼するようにしましょう。

著者・監修者情報を記事に掲載する

記事においては、著者・監修者情報を開示することが大切です。専門家による執筆・監修のもと記事を制作した場合は、併せて著者・監修者の情報を開示しましょう。記事内に著者や監修者のプロフィール情報を開示することで、ユーザーは信頼に足る情報であると認識することができます。

著者や監修者が多岐にわたる場合は、著者や監修者を紹介するページを設けるのもよいでしょう。

メディアの運営者情報を記載する

メディアの運営者情報を掲載し、Googleに伝えることで、権威性や信頼性を高めることができます。具体的には以下のような情報を開示するとよいでしょう。

  • 運営者情報(会社名、会社URL、会社住所等)
  • 問い合わせ先(メールアドレス・電話番号等)
  • 社員数
  • 会社設立年

その他、メディアの理念や編集方針などを掲載するのも有効です。Googleだけでなく、ユーザーからの信頼を獲得することにもつながります。

メディアの情報

正確な情報を掲載するために、公的な情報を参照・引用する

YMYL領域において、情報の正確性は非常に重要なポイントです。記載している情報の根拠(ソース)を示すことが評価につながります。

情報の参照・引用をする際は、官公庁サイトなどに掲載されている公的な情報や、学術機関のデータなどを使うようにしましょう。その際、引用元のサイトのルールに従い、出典を記載することが大切です。

無断転載はサイトの評価が下がるだけでなく、著作権侵害にあたるため行わないようにしましょう。

最新の情報を掲載し、更新日を掲載する

YMYLに限らず、コンテンツの更新性は評価に大きく関わります。

常に情報が最新の状態にアップデートされているか確認し、必要に応じてリライトを行うようにしましょう。古い情報を記載したまま放置すると、事実と異なると判断されてしまうこともあります。

内容の更新を行った際は、必ず記事の更新日も最新の状態にしてください。

リライトについては「リライトとは?意味・SEO効果を高める記事改善の方法を解説」の記事でも詳しく解説していますので併せてご覧ください。

被リンクを集めて権威性・ドメインパワーを高める

権威性・信頼性の高い他サイトからの被リンクを多く獲得することは、自サイトの権威性・信頼性アップにつながります。ただし、被リンクは短期間で対策できるものではないため、質の高いコンテンツを継続して制作していくことが大切です。

また、被リンク元のサイトの質も重要ですので、むやみに被リンクを増やすことは逆効果です。ミラーサイト(模倣サイト・フィッシングサイト)や悪質なアフィリエイトサイトなどからの被リンクは自サイトの評価を落とすことにもつながりますのでご注意ください。

YMYL領域のコンテンツ制作をする際は、必ず上記の対策を行うようにしましょう。

なお、コンテンツマーケティングの手法について詳しくは「コンテンツマーケティングとは?目的・メリット・実践方法を詳しく解説!」、オウンドメディアの作成方法については「オウンドメディアとは?作成する意味や作成方法、事例を一挙に解説」で解説していますので、併せてご覧ください。

YMYLまとめ

YMYLとは、「Your Money Your Life」の頭文字をとった言葉です。人々の健康、経済的安定、安全、または社会の福祉や幸福に重大な影響を及ぼすジャンルを指しています。YMYL領域のコンテンツはGoogleに厳しく評価されるため、E-E-A-Tを満たすコンテンツ作り・SEO対策を行うようにしましょう。

パンタグラフでは、メディアの成長・改善をサポートするコンテンツマーケティングのほか、インターネット事業を中心とした戦略立案に向けて、課題抽出から企画提案まであらゆるサポートを実施しています。

今回ご紹介したYMYL領域におけるSEO記事制作やサイト制作、監修者のアサイン実績なども多数ございます。ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

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