サジェストとは?SEO対策における活用法やツールもご紹介!
SEO 2023.09.29
SEOに強いコンテンツを作るために欠かせないサジェスト。しかし、中には
- 「サジェストって聞いたことはあるけれど、詳しいことはよくわからない」
- 「具体的にはどうやってSEO対策に使ったらいいのだろう?」
と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、サジェストの仕組みや活用方法、抽出ツール、さらにネガティブなキーワードがサジェストに表示される「サジェスト汚染」について解説します。サジェストを活用してSEOに強いコンテンツを作りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
サジェストとは?
サジェストとは、検索エンジンの検索窓にキーワードを入力したときに、一緒に検索されやすいキーワードを提案する機能のことです。
サジェストはGoogleやYahoo!などの、様々な検索エンジンに導入されています。
Googleサジェスト機能
世界で最も使われている検索エンジンといえばGoogleです。Googleではサジェスト機能のことを「オートコンプリート機能」と呼び、ユーザーの位置情報やユーザーの属性、検索ボリュームなどをもとに表示しています。サジェストにはユーザーのニーズが反映されているため、検索意図の理解やキーワードの選定に役立てることが可能です。
例えば、Googleの検索窓に「マーケティング」と入力すると、「マーケティング 英語」「マーケティング とは 簡単に」などのキーワードが表示されます。
このように自動で表示されるキーワードがサジェストであり、検索窓に入力するだけで簡単にわかります。
サジェスト機能の仕組み
次にサジェストが、どのような仕組みで表示されているかを解説します。
サジェストが表示される基準は以下の4つです。
- 検索ボリュームの多さ
- ユーザーが検索した場所
- ユーザーの検索履歴
- 検索急上昇ワード
それぞれ順番に解説します。
検索ボリュームの多さ
サジェストは、多くのユーザーに検索されているキーワードを優先的に表示します。よく検索されているキーワードは、ニーズのある情報と判断されるためです。トレンドワードに限らず、どのぐらい検索されているかによってサジェストキーワードは大きく変わります。
質の高いコンテンツを維持するためにも定期的にサジェストをチェックし、ユーザーのニーズの変化に対応していくのがポイントです。
検索ボリュームについてより詳しく知りたい方は、「検索ボリュームの調べ方の決定版!効果的なツールの紹介も」をご覧ください。
ユーザーが検索した場所
サジェストは、ユーザーが検索している場所の情報を優先的に表示します。
サジェストにはユーザーの位置情報を使って、より適したサジェストを表示するアルゴリズムがあります。このアルゴリズムによって、検索した場所の地名が入った候補が表示されるため、近くの飲食店や宿泊施設などが探しやすくなっています。
ユーザーの検索履歴
サジェストは、ユーザーが過去に検索した内容と関連度が高いキーワードを表示します。
過去の検索からユーザーの属性(性別、年齢、家族構成)を推測し、より興味を持たれそうなキーワードを判断しています。一人ひとりの検索履歴をもとにしているため、人によって表示されるキーワードが異なるのがサジェストの特徴です。
検索急上昇ワード
サジェストには、イベントやニュースといった、一定の期間内に多く検索されているワードは急上昇ワードとして上位に表示されます。
検索ボリュームの多さとの違いは一時的なところ。長期間、同様の検索数を維持できない点には注意が必要です。
サジェストとほかのキーワードの違い
サジェストと似ているため混同されやすいキーワードに、「関連キーワード」と「共起語」があります。ここでは、サジェストキーワード・関連キーワード・共起語の違いについて解説します。
サジェストキーワード
サジェストキーワードは、検索窓に入力中に表示されるキーワードで、ユーザー個人の興味や検索履歴が反映されます。Googleでは、以下のように検索窓に表示されます。
関連キーワード
関連キーワードは、検索後にあり、キーワードに関連した検索数の高いワードが表示されます。サジェストとの違いは、ユーザーの個人の検索した場所や検索履歴が反映されていないところです。
Googleでは、検索ボリュームに基づいて、上記のように関連キーワードが表示されています。
共起語
共起語は、検索結果の文中で頻出するワードのことです。サジェストや関連キーワードとは違い、ユーザーの興味や関心は反映されていません。
上位表示されているコンテンツに、共通して使用されているキーワードを知るために有用です。
サジェストのSEO活用方法
次に、サジェストのSEO対策への活用方法を紹介します。
サジェストをSEOに活用する方法は以下の2つです。
- キーワード選定に用いる
- リライト作業に用いる
それぞれ順番に解説します。
SEOの効果と対策について詳しく知りたい方は、「2023年版|SEOとは?効果的な対策と上位表示の仕組みをわかりやすく解説」をご覧ください。
キーワード選定に用いる
サジェストは、新規記事作成の際のキーワード選定に活用できます。サジェストには、ユーザーのニーズがそのまま反映されているため、表示されるキーワードは検索数が多かったり、トレンドのキーワードであったりする可能性が高いです。
そこで、複数の検索ワードに対応したコンテンツを作成したいのであれば、サジェストの活用が効果的です。サジェストキーワードから検索意図を推測し、構成に取り入れることでSEOに強い記事を作成できます。
リライト作業に用いる
サジェストは、公開後の記事のリライトにも活用できます。
サジェストはトレンドに左右されやすいため、記事を公開したときのサジェストと現在のサジェストとが、大きく異なる場合があります。よりSEOに評価される記事にリライトしたいのであれば、現在のサジェストをもう一度調べ直すのがポイントです。
リライトの際には、ユーザーのニーズの変化に対応するためにも、まず最新のサジェストをチェックしましょう。
サジェスト抽出におすすめのツールを3つ紹介!
サジェストのキーワード抽出におすすめのツールを紹介します。
サジェスト抽出におすすめのツールは以下の3つです。
- ラッコキーワード
- Ubersuggest
- Keyword Tool
それぞれのツールの特徴を解説します。
ラッコキーワード
ラッコキーワードは、入力したキーワードに対するサジェストを一覧で見れるツールです。周辺語や類語から、見出し抽出、共起語抽出などの、記事作成に便利なツールが多数備わっています。
Ubersuggest
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、日本語以外の言語でのサジェストの抽出ができるツールです。
また、月間検索数やSEO難易度も確認でき、キーワード候補の提案も可能。基本的には有料のツールですが、はじめの7日間は無料で利用できます。Ubersuggestに興味がある方は、お試しで利用してみてください。
Keyword Tool
Keyword Tool(キーワードツール)は、インスタグラムやYouTube、Amazonといったあらゆる検索エンジンのサジェストを抽出できるツールです。
サジェストの抽出のみならば、他のツールよりも無料で使える回数が多いのがKeyword Toolの魅力。最大で750個のキーワードデータを抽出できます。
サジェスト汚染に気を付けよう
最後に、サジェスト汚染について解説します。サジェスト汚染の意味や2つの対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
サジェスト汚染とは?
サジェスト汚染とは、サービス名や自社の名前と一緒に、ネガティブなキーワードがサジェストに表示されることです。
検索数やユーザーのニーズによって表示されるため、真偽が定かでないものもあり、風評被害を受けるリスクがあります。また、サービスや企業イメージの悪化、集客や売上への悪影響に繋がるおそれがあるため、サジェスト汚染をそのままにしておくのは危険です。
汚染を見つけたら、できるだけ早く対処するようにしましょう。
対処法1:サジェストキーワードの削除申請
サジェスト汚染の対処法1つ目は、サジェストキーワードの削除申請です。
具体的な削除申請の方法は、以下の2つです。
- サジェスト表示欄の右下の「不適切な検索候補の報告」から申請する
- 「法律に基づく削除に関する問題を報告する」から、サジェストキーワードの異議申し立てをする
1つ目のサジェストの削除申請は、下記画像の赤い四角の箇所からできます。
2つ目のサジェストの削除申請は、「法律に基づく削除に関する問題を報告する」のフォームから申請可能です。
上記2つのどちらの方法であっても、必ず削除されるわけではありません。しかし、放置して被害が大きくなる前に、見つけ次第できるだけ早いうちに申請しておきましょう。
対処法2:風評対策業者に依頼
サジェスト汚染の対処法2つ目は、専門知識のある風評対策業者に依頼する方法です。
削除申請をしても削除されなかった場合は、ネットでの風評被害を専門にしている業者に依頼しましょう。費用はかかりますが、短期間で確実に対処したいときにおすすめです。
サジェスト まとめ
本記事では、サジェストの仕組みや活用方法、抽出ツール、サジェスト汚染について解説しました。サジェストは、SEO対策に欠かせない「ユーザーのニーズ」を知るための重要な手がかりです。
サジェストからユーザーの検索意図を推測することで、ニーズに沿ったコンテンツ作りへと繋がります。
今後追加する新規記事はもちろん、既存の記事をリライトする際にも、サジェストを活用してはいかがでしょうか?
サジェストの仕組みからしっかりと理解し、今後のSEO対策にぜひお役立てください。
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