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カノニカル(canonical)とは?SEOに重要なURL正規化方法や注意点を解説
SEO/AIO/LLMO 2026.07.06

カノニカル(canonical)の基礎知識と、SEOで失敗しない正しい記述方法や注意点を解説します。
カノニカルとは、重複ページの存在による検索エンジンの混乱を防ぐために設定するタグです。重複コンテンツがあると、検索エンジンからの評価が分散されてしまうためSEOに良くない影響があります。重複コンテンツがある場合は必ずカノニカル設定し、SEO対策で正しい評価を獲得しましょう。
目次
カノニカル(canonical)とは
カノニカル(canonical)とは、サイト内に内容が一致・もしくはほとんど一致した重複ページがある際に、どれか1つのURLを正規URLとして指定するタグのことです。カノニカルタグで代表させたいURLを指定することを正規化と言います。
サイト内に同じ内容のコンテンツがあると、検索エンジンはどちらを検索結果に出せばいいのか迷ってしまいます。その場合クロールに時間がかかったり、検索結果に表示されるページが日によって変わったりなどしてSEOでの評価が下がってしまうため、どちらのページが正規URLであるかを検索エンジンに伝えるために、カノニカルを設定します。
URLの正規化はテクニカルSEOの手法のひとつで、SEO上重要な意味を持ちます。テクニカルSEOについては「テクニカルSEOとは?コンテンツSEOとの違いや対策するメリットも!」で詳しくご紹介していますので、参考にしてください。
カノニカルは、検索エンジンにどのURLを正規ページとするかhtmlタグで伝えます。「カノニカルタグ」や、単に「カノニカル」と呼ばれることもあります。例外を除き、ほとんどの場合でhead要素(<hada>~</head>)内のmetaタグで設定します。
カノニカルの設定では、サイトへの訪問者を強制的に1つのURLに移行させるリダイレクトとは違い、それぞれのページにはアクセスできる状態のまま、検索結果に表示させたい正規URLを指定することができます。
例えば、商品一覧ページなどには重複コンテンツがたくさん生まれやすいですが、カノニカルタグを設定すれば、検索エンジンに代表させたい正規URLのページを伝えることができます。
リダイレクトについては「リダイレクトとは?意味や目的、具体的な設定方法を解説!」で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
重要:GoogleはcanonicalをHINT(ヒント)として扱う
canonicalタグを設定しても、Googleが必ずそのURLを正規URLとして採用するとは限りません。Googleは公式ドキュメントの中で、canonicalタグを「命令(directive)ではなくヒント(hint)として扱う」と明示しています。
つまり、canonicalタグで指定したURLをGoogleが無視し、独自の判断で別のURLを正規ページとして選ぶことがあります。特に以下のようなケースでGoogleが指定を無視しやすくなります。
- 指定したURLが3xxリダイレクトになっている
- 指定したURLのコンテンツが実際のページと大きく異なる
- canonicalタグが複数設定されている(矛盾がある)
- 設定したURLにnoindexが付いている
こうした理由から、canonicalタグを設定するだけでなく、サイト構造・リダイレクト・内部リンクも整合性が取れた状態にしておくことが重要です。

カノニカルでURLを正規化する重要性
重複コンテンツがありながら何も対策をしなかった場合、複数の同じようなページが検索エンジンに登録されることになります。そうすると、検索エンジンからの評価が分散してしまい、本来得られるべきSEO評価が受けられなくなります。「最も流入を集めたいページが検索結果に表示されず、重複ページが検索結果に表示されてしまう」ということも起きうるでしょう。そのため、検索エンジンから正しい評価を得られるように、カノニカルを使用して代表ページのURLを正規化することが重要です。
ここから解説する手順でカノニカルタグを設定することで、正規URLを指定し、評価の分散を防ぎましょう。
カノニカルの記述方法
カノニカルタグの記述方法を詳しく解説していきます。カノニカルには正しい記述方法があります。記述の仕方によっては効果がなくなってしまう場合があるので、正しい記述方法を確認しておきましょう。
HTMLページでhead要素に設定する
カノニカルタグはHTMLページで設定します。必ずhead要素の中(<head>~</head>の間)に記述してください。具体的には、以下の方法で記述します。
| <link rel=”canonical” href=”正規化URL”> |
※href=以降の””内に、正規化したいページのURLを入れます。
カノニカルタグは、body要素(<body>~</body>)の中に記述しても検索エンジンには評価されないのでご注意ください。head要素の中(ヘッダー)にいれることで、ブラウザがWebサーバーに対してページの表示をリクエストします。
また、検索エンジンのクローラーが早い段階で正規ページを認識できるように、head内の最初の方に記述するのがおすすめです。なお、カノニカルは正規ページではなく、重複コンテンツのあるページに設定することにも注意してください。

「絶対URL」で記述する必要がある
カノニカルタグのhrefの属性値は、必ず「絶対URL」で記述しましょう。
URLには「相対URL(相対パス)」と「絶対URL(絶対パス)」があります。絶対URLとは「https://www.example.co.jp/seo」のように、「https://」も含むURLのことです。反対に、相対URLは「/seo」のように「https://」を含まない、ファイルの位置だけを指定するタイプの記載方法のURLです。
カノニカルタグは相対URLでも設定できますが、記述方法を間違えるリスクが高くなります。
例えば、上記の「https://www.example.co.jp/seo」のページを正規化したい場合、下の内容で記述すると間違いになってしまいます。
| <link rel=”canonical” href=”www.example.co.jp/seo”> |
「https://www.example.co.jp/seo」のドメインは「www.example.co.jp」のため、上記の記述だと、検索エンジンは正規URLを「https://www.example.co.jp/www.example.co.jp/seo」と判断してしまうのです。
このような間違いのリスクを避けるため、canonicalは「絶対URL(絶対パス)」で記載するようにしましょう。
正規ページ自身にも「自己参照カノニカル」を設定する
重複ページだけでなく、正規ページそのものにも自身を指すcanonicalタグ(自己参照canonical)を設定することがベストプラクティスです。
たとえば、正規ページのURLが「https://www.example.co.jp/seo」であれば、そのページ自身のhead内にも以下のように設定します。
| <link rel=”canonical” href=”https://www.example.co.jp/seo”> |
自己参照canonicalを設定する理由は2つあります。1つ目は、SNSシェアやキャンペーンURLパラメータなどで「https://www.example.co.jp/seo?utm_source=twitter」のようなバリエーションURLが発生した場合に、正規URLが明示されていないと検索エンジンが混乱するためです。2つ目は、Googleが自己参照canonicalを設定されたページを、より確実に正規URLとして認識しやすくなるためです。
すべてのページ(正規ページを含む)に自己参照canonicalを設定しておくことで、予期せぬ重複コンテンツの発生を防ぐ「保険」になります。

カノニカル設定が必要な例
カノニカル設定が必要な例は、主に次のような場合です。
- LP(ランディングページ)と公式ページのコンテンツが大きく重複している場合
- PC(パソコン)サイトとSP(スマートフォン)サイトが同じ内容の場合
- HTTPとHTTPSで同一コンテンツにアクセスできる場合
- AMPページがある場合(現在はAMP新規導入は少ない)
いずれの場合も、重複コンテンツと判断されないようにするために、カノニカルタグを利用して正規化する必要があります。
AMP設定時の対応については、「AMPとは?モバイルサイトに導入すれば表示が早くなる!」を参考にしてください。
LPと公式ページのコンテンツが大きく重複している場合
LP(ランディングページ)と公式ページのコンテンツが大きく重複している場合も、URLの正規化が必要です。例えばECの商品を紹介する際など、公式ページのほかにLPを出すとコンテンツ内容が重複しやすいので、必ずカノニカルを設定しましょう。
また、広告のLPにはWeb広告計測用のパラメータがURLに付与されます。この場合、同じページが表示されていても、検索エンジンのクローラーには複数ページあると認識されてしまいます。検索エンジンの評価を正しく獲得するためにカノニカルタグを設定しましょう。
なお、LPが外部から被リンクを受けている場合には、カノニカルによる正規化をしておくことでSEO評価を受けることもできます。本体のWebサイトの評価にも間接的につながるため、カノニカル設定をしておくのがおすすめです。
PCサイトとSPサイトが同じ内容の場合
PC(パソコン)サイトとSP(スマートフォン)サイトでは画面の縦横比率が異なるため、表示する画面サイズに合わせた別のサイトを作る場合があります。内容は同じであるため、PCとSPで異なるURLを設定している場合は、カノニカルタグを設定しないと重複ページと捉えられる可能性があります。以下のようなケースです。
- PCサイト:https://www.example.co.jp/
- スマートフォンサイト:https://sp.example.co.jp/
このような場合にはカノニカルを設定して、PCサイトが正規URLであることを検索エンジンに示しましょう。以下のように、SPサイトのhead要素内にカノニカルタグを設定して正規化します。
【SPサイト】
| <link rel=”canonical” href=”https://www.example.co.jp/”> |
また、以下のように、正規ページであるPCサイトにalternate(オルタネイト)タグを設定し、SPサイトを正規URLと関連づけるとより効果的です。
【PCサイト】
| <link rel=”alternate” media=”only screen and (max-width: 640px)” href=”https://sp.example.co.jp/”> |
このようにオルタネイトの設定をすることで、検索エンジンのクローラーにより正しく認識してもらいやすくなります。
PCサイトをカノニカルで正規化し、SPサイトについてはオルタネイト設定をするようにしましょう。
なお、サイト訪問者の画面幅に応じて自動で表示形式を変更するレスポンシブデザインの場合は、PCサイトとSPサイトで同じURLを共有できるため、正規化する必要はありません。現在はレスポンシブデザインが主流であり、PC/SP別URL構成を採用するケースは減少しています。
レスポンシブデザインについては、「レスポンシブ ウェブ デザインとは?~基本から作り方まで徹底解説~」を参考にしてみてください。
HTTPとHTTPSで同一コンテンツにアクセスできる場合
サーバーの設定によっては、「http://www.example.co.jp/」と「https://www.example.co.jp/」の両方から同一ページにアクセスできる状態になっていることがあります。この場合も重複コンテンツとみなされる可能性があります。
基本的にはhttpsへの301リダイレクトで統一するのがベストプラクティスですが、リダイレクトの設定が難しい場合はhttps版のURLをcanonicalで指定することで対処できます。
サイトがすでにhttps化されている場合でも、canonicalタグに「http://」のURLを誤って記述してしまうミスが起こりやすいため注意が必要です。canonicalタグのURLが必ず「https://」で始まっているか確認しましょう。
AMPページがある場合(参考)
AMPページがある場合、AMPページと通常ページの間でcanonical/alternate設定が必要でした。ただし、GoogleのAMP優遇措置は2021年6月に終了しており、現在では新規にAMPを導入するメリットは薄れています。既存のAMPページが残っているサイトでは引き続きcanonical設定が必要ですが、今後AMPを新規導入する場合は慎重に検討してください。

カノニカル設定時の注意点
カノニカル設定時の注意点を解説します。
間違った方法でカノニカルタグの設定をしてしまうと、検索エンジンに意図した指示が伝わらず、SEOの評価が下がってしまいます。そのようなミスを防ぐために、次の内容には特に注意しましょう。
カノニカルは1ページに1個だけ設定する
カノニカルは1ページに1個だけ設定するようにしましょう。複数入れてはいけません。1つのページにカノニカルタグを複数記述してしまうと、検索エンジンがどちらを適用してよいか判断できないため、上手く正規化されなくなってしまいます。CMSを使用している場合は、テンプレートとプラグインの両方でcanonicalが出力されていないかを確認しましょう。
URLを間違えない
基本的なことですが、URLを間違えないことも大切です。単純な入力ミスやコピーミスなどで、正規化したいURLを間違える可能性があります。間違えた場合は検索エンジンに正しく認識されず、すべてのコンテンツの評価が下がる恐れもあります。カノニカルタグを設定する際は、URLに間違いがないかどうか必ず確認をしましょう。
複数ページで構成されるコンテンツの場合は不必要
複数ページで構成されるコンテンツの場合、カノニカルを使う必要はありません。コンテンツが1ページで収まらず、2ページ目、3ページ目などの複数ページにまたがる場合は、全てのページでコンテンツが異なります。そのため、URLの正規化をする必要はありません。
カノニカルの設定が必要なページを正しく判断しましょう。複数のページではなく、全てのページを一括表示できるまとめページがある場合は、カノニカルタグを使用すると効果的です。
リダイレクトさせたい場合は不要
リダイレクトさせたい場合は、カノニカルを設定する必要はありません。サイトへの訪問者を古い記事から新しい記事に移行させたいときなどには、301リダイレクトを使います。リダイレクトでは強制的に訪問者を移行先のページに飛ばすことができますが、カノニカルタグにそのような機能はありません。目的に応じて、リダイレクトとカノニカルを使い分けましょう。
canonicalとnoindexを同時に設定しない
canonicalタグとnoindexタグを同一ページに同時に設定することは避けましょう。
canonicalは「このURLを正規ページとして評価してほしい」という指示であり、noindexは「このページをインデックスしないでほしい」という指示です。この2つは互いに矛盾するため、Googleは片方の指示を無視する場合があります。特に、「noindexが設定されたページをcanonicalで正規ページに指定する」というミスが起きやすいため、設定後は必ずGoogle Search Consoleや検査ツールで意図した通りに動作しているか確認しましょう。

カノニカル まとめ
カノニカルの基礎知識とカノニカルタグの正しい記述方法やその注意点について解説しました。
カノニカルタグは、類似した重複コンテンツの評価を集約することのできる重要なタグです。しかしメリットがある一方、使い方を間違えるとSEO評価を下げてしまう可能性もあります。カノニカルタグの記述場所や使い方をよく理解し、正しく活用して検索順位の上位表示を狙いましょう。
あわせて覚えておきたい重要なポイントは以下のとおりです。
- GoogleはcanonicalをHINT(ヒント)として扱うため、サイト構造全体の整合性も大切
- 正規ページ自身にも自己参照canonicalを設定することがベストプラクティス
- HTTPとHTTPSの統一にもcanonicalを活用できる
- canonicalとnoindexの同時設定は矛盾が生じるため避ける
カノニカルの設定によるURL正規化を含め、テクニカルSEOで重要な項目を一つひとつ強化・改善し、WebページやコンテンツのSEO評価を高めていきませんか?パンタグラフではコンテンツの改善からWebサイトの改善まで幅広く請け負っていますので、お気軽にご相談ください。
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