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webフォントとは何か?メリットや注意点を徹底解説!
UI/UXデザイン 2019.02.27
「webフォントを使えば、デザイン性が高く、SEOにも強いサイトが作れる」と聞いたことがあるかもしれません。
実際、この技術を用いることで、さまざまなメリットがあります。
しかし、このwebフォントについて詳しく知らない方もいらっしゃることでしょう。
今回は、webフォントとはいったい何なのか、わかりやすく解説します。
目次
webフォントはネット上の「書体データ」を利用する技術
「webフォント」とは、あらかじめサーバ上に用意されていたり、インターネットで配布されたりしている書体データ(フォント)を呼び出すことで文章を表示させる技術のことです。
ユーザー側の閲覧環境に左右されることなく、サイト製作者側が意図するフォントで文字を表示できることが特徴です。
今まで、文字は、あらかじめユーザー側のパソコンやスマートフォンなどに入っているフォントで表示させていましたが、この方法にはいくつか問題点がありました。webフォントは、それらの問題点を解決する手段として、近年注目を集めています。
webフォントを使うメリット6つ
こちらでは、webフォントの利用にはどのようなメリットがあるのか、具体的にご紹介します。主なメリットとして、以下の6つが挙げられます。
- どのユーザーが見ても同じデザインに見える
- 文字を画像で表示せずに済み、SEO的にも強くなる
- 内容の修正や更新が簡単にできる
- その企業らしいwebサイトになる
- 自動翻訳に対応できる
- 音声読み上げに対応できる
これだけではわかりづらいものもありますので、それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1) どのユーザーが見ても同じデザインに見える
webフォントは、ユーザー側の閲覧環境に影響されません。
これはつまり、「サイトの製作者が意図したとおりのデザインで閲覧してもらえる」ということです。
今までは、たとえサイト製作者が特別なフォントを使っていたとしても、ユーザー側の端末にそのフォントがインストールされていなければ、通常の明朝体やゴシック体などで表示されてしまっていました。
webフォントであればこのような問題は起きず、閲覧者がどんなパソコンやスマホを使っていたとしても、その端末の影響を受けずにサイトを見ることができます。
2) 文字を画像で表示せずに済み、SEO的にも強くなる
今までは、フォントデザインの見た目にこだわる人は、文字を画像データとしてwebサイトに掲載していました。
そうすれば、ユーザーの端末にフォントがインストールされていなくても、「画像」としてフォントデザインを損なうことなく閲覧してもらえたからです。
そこで問題になるのが、SEO、すなわち「検索エンジン最適化」です。
どんなwebサイトでも、検索エンジン側に「有益なサイト」と判断されなければ、検索上位に表示されません。そしてこの判定基準は「文字情報」です。画像は文字として認識されないため、どんなにユーザーにとって有益な文章で書かれていたとしても、検索上位にはなれません。
しかし、webフォントであれば、高いデザイン性を持ちながら「文字情報」として認識されるため、SEO的にも検索上位を狙えるサイトになります。
3) 内容の修正や更新が簡単にできる
今まで画像として文章を載せていたサイトは、内容の修正や更新に手間がかかるのが問題点でした。一方、webフォントは、文書作成ソフトなどと同じように文章を直すことができるため、スムーズにサイトを更新できます。
加えて、webフォントを利用することで画像の数が少なくなるため、ページが軽くなる効果もあります。メンテナンスにかかるコストが削減できるのが強みです。
4) その企業らしいwebサイトになる
webフォントにはいろいろ種類があります。企業やビジネスのイメージに合わせてフォントを選ぶことで、ユーザー側にアピールできます。内容だけではなく、そのフォントによっても、ユーザーが受ける印象は大きく変わります。
フォントにまでこだわることで、他社との差別化を図れます。
5) 自動翻訳に対応できる
webフォントは、自動翻訳機能にも対応します。webサイトによっては、海外の人が閲覧することもあります。
その際、もし文章が画像データになっていると、翻訳機能を利用できませんが、webフォントの導入で外国語への翻訳も可能になります。
6) 音声読み上げに対応できる
自動翻訳と同じように、音声読み上げ機能にも対応できます。こちらも、デザインにこだわりつつも文字を文字として表示できる、webフォントだからこその強みといえます。
音声読み上げ機能が使えれば、「Amazon Echo」「Google home」などのスマートスピーカーへの対応や、視覚障害者の方にも使いやすいサイトにすることができます。アクセシビリティ対応については、「WEBアクセシビリティに対応させるための10のポイント」で詳しく説明しています。
webフォントを使用する上での注意点4つ
webフォントにはメリットが多数ありますが、導入にあたっては注意しなければならない点もあります。デメリットについてもきちんと理解し、効果的に利用しましょう。
1) 有料フォントは費用が発生する
webフォントでも、有料フォントを使う場合は、当然ですが費用が発生します。支払い方法も、買い切りや課金制など、フォントによってさまざまです。
2) 無料でも利用規約には注意が必要
webフォントには無料で提供されているものもあります。このようなフリーフォントを使う場合は、利用規約の内容を必ず確認しましょう。「ライセンス表示が必須」「商用利用不可」などのルールが設定されている場合があります。
3) 日本語webフォントは英語より少ない
日本語は、漢字のほか、ひらがなやカタカナなど文字の種類が多い言語です。そのため、英語に比べて、日本語に対応しているwebフォントの数はまだ少ないのが現状です。
しかし、新しいwebフォントも増えているため、今後は選択肢がさらに多くなるでしょう。
4) CSSを知っている必要がある
webフォントは、「CSS」というプログラミング言語に関わる技術です。CSS(Cascading Style Sheets)とは、webページの見栄えを良くするためのプログラミング言語です。
そのため、導入にはCSSに関する知識と技術が必要です。ただし、難解すぎる専門技術というわけでもないため、ぜひチャレンジしてみましょう。
まとめ
webフォントを使うことで、ユーザーがどんな端末でwebサイトを閲覧していても、サイト製作者が作ったとおりのデザインで文字が表示されます。
従来の方法では、フォントが閲覧者側の端末で勝手に変換されている可能性がありましたが、webフォントであればその心配もありません。
イメージにぴったりなwebフォントをぜひ活用して、魅力あるwebサイトを作りましょう!
パンタグラフでは、webフォントのほか、サイト製作に関わるさまざまな事業を行なっております。
もし何かお困りのことがあれば、お気軽に当社までお問い合わせください。実績あるプロがサポートさせていただきます。
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