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指名検索とは何か?一般検索との違いやSEO対策方法を解説
マーケティング 2025.06.25

指名検索という言葉を聞いたことがあっても、その具体的な意味や重要性を理解していない方も多いのではないでしょうか。指名検索とは、特定のブランド名や商品名など、固有名詞を含む検索のことを指します。
本記事では、指名検索の特徴や一般検索との違い、SEO対策の方法、さらに指名検索数を増やすための具体的な施策について解説します。
目次
指名検索とは?固有名詞を含む検索
指名検索は、検索エンジンで特定のブランド名やサービス名、商品名を検索する行為です。指名検索を行うユーザーは、そのサービスや商品に対する興味や関心が高い、確度の高い顧客と考えられます。
一般検索、非指名検索との違い
指名検索とその他の検索方法の大きな違いは、検索を行うユーザーが求めている情報や、ユーザーの状況です。
指名検索は、ピンポイントで商品やサービスを検索しており、その商品についての情報を求めています。そのため、すでに商品に興味があり、知りたい・欲しいと思っている状況です。
一方、一般検索を行うユーザーは、カテゴリやジャンルなどで検索するケースが多く、広範囲の情報を求めていると推測できます。この段階のユーザーは、情報を集める段階であり、まだ購入意欲などは少ない状況、といえます。
指名検索数の調べ方:ツールやサービスを使って狙っているワードを検索
指名検索数は、キーワードプランナーやGoogle Search Console(グーグルサーチコンソール)、ラッコキーワードなどの無料ツールで調べられます。自社商品やサービスの指名検索数を把握することで、広報施策やSEO対策の改善に役立てられます。
キーワードプランナー
「Google キーワードプランナー」は、Googleが提供する無料の分析ツールです。特定のキーワードの月間平均検索数を調査できます。毎月の検索数がグラフで可視化されており、キーワードの人気度を簡単に把握できます。
ただし、キーワードプランナーを利用するにはGoogle 広告アカウントが必要です。
Google Search Console
「Google Search Console」もキーワードプランナー同様、Googleが提供する無料の分析ツールです。「検索パフォーマンス」の「クエリ」項目から、どのキーワード(クエリ)でページへ流入したか、を確認できます。クエリ項目に企業名やブランド名が並んでいれば、そのクエリから流入した回数(クリック数)を把握できます。
クエリ項目に企業名やブランド名が並んでいない場合は、検索キーワードのフィルタを追加することで確認できます。
Google Search Consoleの詳しい使い方は、「Googleサーチコンソールの使い方・設定を初心者に分かりやすく解説!」をご覧ください。
ラッコキーワード
「ラッコキーワード」は、検索ワードの月間検索数や関連するサジェストキーワードを把握できるリサーチツールです。
これにより、ユーザーがどのような言葉と一緒に検索しているかを知ることができ、検索意図の推測や施策の改善に活用できます。
指名検索のSEO対策がもたらす3つのメリット
基本的に指名検索を行うユーザーは、検索した商品やサービスのページを目指します。しかし、検索結果に公式のページが表示されていないと、行く先が無くなり競合のページに行ったり、検索画面を閉じたりしてしまい、機会損失に繋がります。
そのため、指名検索を行ったユーザーへのアプローチにはSEO対策が欠かせません。SEO対策を行うメリットは主に以下の3つです。
一つずつ解説します。
確度の高い顧客をWebサイトへ誘導できる
指名検索対策の最大のメリットは、購入意欲が高い顧客層を効率的に誘導できることです。
例えば、「パンタグラフ社のSEOサービス」と検索するユーザーは、他の競合ではなくパンタグラフ社を検討している可能性が高く、自社サイトへ誘導できればコンバージョン率の向上が期待できます。
競合流入を防ぎ、自社へのアクセスを増加させる
指名検索数が増えることで、競合サイトへの流出を防ぎ、自社への訪問者数を増やすことが可能です。
「製品情報を知りたい」「料金を確認したい」といった目的で検索するユーザーは、高確率で自社サイトにアクセスします。しかし、1つでも上位に自社のページを表示させることで、より競合の影響を受けにくくなります。
検索アルゴリズムに左右されない安定した集客効果
指名検索は、検索アルゴリズムの変更に左右されにくく、安定した集客効果をもたらします。
一般検索ではアルゴリズムの変更による順位変動が発生しますが、指名検索は特定の固有名詞を含むため、影響を受けにくく、長期的な集客が可能です。
検索アルゴリズムは日々変化しているといわれています。なかでも定期的に行われるコアアップデートでは大幅な変更が行われます。詳しくは、「コアアップデートとは?最新アップデート情報と対策方法を紹介」をご覧ください。
指名検索を増やすための施策
指名検索を増やすためには、以下のような施策を組み合わせて実行することが効果的です。
指名キーワードの洗い出しと対策ページの設定
指名されているキーワードをリサーチし、対象となるキーワードを洗い出します。既存のデータを活用して、検索数が一定数あるものや順位が低いものを絞り込むと良いでしょう。
また、新商品やサービスの名称を決定する際にも、覚えやすさや検索のしやすさを意識して選ぶことが重要です。
次に、選定した指名キーワードに対応するページを確認し、検索意図に沿った構成や内容を設定します。検索結果で表示されるページがユーザーの期待に応えるよう、必要に応じてページをリニューアルするか、内容を追加しましょう。
SEO対策で公式サイトを強化
指名検索の効果を最大化するためには、公式サイトの上位表示が欠かせません。効果的なキーワード配置や内部リンクの活用、高品質なコンテンツの追加などを行い、公式サイトの信頼性と充実度を高めます。特に、ユーザーが求める情報を網羅したページを作成することで、検索エンジンからの評価も向上します。
リスティング広告で指名検索を強化
SEOの効果が出るには2~3か月かかります。それまでは、検索結果の上位に表示されるリスティング広告が有効です。ブランド名や商品名をターゲットにした広告を設定することで、競合他社よりも目立つ位置に表示される可能性が高まります。
広報とマーケティングによる認知度アップ
指名検索を増やすためには、広報活動やマーケティング施策を通じて認知度を向上させることも重要です。プレスリリースを発表してメディア掲載を狙ったり、SNSでの情報発信を継続的に行ったりすることで、ブランドやサービスの知名度を広げることができます。また、印象に残るネーミングの工夫によって、検索意図を促進することも効果的です。
SNSなどのシェアードメディアのメリットについては、「シェアードメディアとは?特徴や活用事例について解説」をご覧ください。
オウンドメディアの運用で指名検索を促進
オウンドメディアを活用し、公式サイトではカバーしきれないキーワードを補完することで、指名検索数を伸ばします。定期的な記事更新やターゲットに合わせた情報提供により、ユーザーとの接点を増やし、指名検索を誘発するコンテンツを生み出しましょう。
オウンドメディアのメリットについては、「オウンドメディアとは?作成する意味や作成方法、事例を一挙に解説」で詳しく解説しています。
指名検索数を増やして“そのうち客”を“今すぐ客”へ!
指名検索とは、特定のブランド名や商品名など固有名詞を含む検索を指します。この検索を行うユーザーは、サービスや商品に高い関心を持つ確度の高い顧客層といえます。
本記事では、指名検索について、一般検索との違いもあわせて解説しています。また、指名検索に対するSEO対策の重要性や指名検索数を増やすための具体的な施策を紹介しました。本記事を参考に、自社の認知度を向上させ、指名検索数の増加を目指しましょう。
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