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文章校正とは?校閲との違いから作業内容、無料ツールまで徹底解説!

SEO 2022.11.18

文章校正とは?校閲との違いから作業内容、無料ツールまで徹底解説!

紙媒体やWeb等、記事やコンテンツの作成に携わる方なら、避けては通れない「文章校正」。文章校正は、出来上がった文章を読み直したり、誤字を修正したりするだけでよいのでしょうか?実は文章校正には、いくつかポイントがあります。具体的に見ていきましょう。

文章校正とは?

「校正」とは、紙媒体やWeb等、何らかの記事やコンテンツ作成における原稿作成作業の中間段階で行う作業で、印刷もしくはPC画面に表示した文章と元の原稿を見比べながら、誤りや不備を正すことをいいます。

読者やユーザーへ公開する文章を、より読みやすくするためには欠かせない、非常に大事な作業工程です。

文章校正と校閲の違い

「校正」と「校閲」は、同じ漢字が入っているため、同じ意味だと思いがちですが、実際は全く異なる作業です。

「校正」は、文字や記号を比べ合わせて、誤りを正すことをいいます。簡単にいうと、目で見て、間違い探しをするようなもの。「文章校正」の場合は、日本語として正しい表現になっているかどうかなどのチェックも含みます。印刷物の場合は、仮印刷をして色彩などの色味の出方を見る「色校正」もあります。

一方、「校閲」は、原稿に書かれている文章の意味や内容を読み、誤りを正すことをいいます。文章の内容を裏付ける資料を検索するなど、事実関係の調査が必要な場合もあります。

例)

誤:1900年、彼は東京都に生れた。

正:1900年、彼は東京都に生れた。⇒誤字の修正⇒文章校正

正:1900年、彼は京都府に生まれた。⇒事実の修正⇒校閲

Web記事の制作では、文章校正と校閲を一人の編集者が同時に行うこともあるかもしれませんが、本来は別の作業なのです。

校正中の原稿

文章校正の具体的な確認事項は?チェックリストでおさらい!

文章校正をする際は、以下の点に注目して確認していきます。チェックリストにまとめましたので、ぜひ文章校正をする際にお役立てください。

誤字脱字がないか

「てにをは」の使い方や文法の間違いがないか

 

表記揺れがないか(漢字と平仮名の使い分け、英数字、記号など、表記の統一がされているか)

※媒体によって表記ルールが定められている場合もあります

文末の形式(です・ます調、だ・である調、等)は統一されているか

一人称(僕・私、等)は統一されているか

文章のテイストがサイトのトンマナ*に合っているか

読みやすい文章になっているか

文脈に間違いがないか

*「トンマナ」……「トーン&マナー」の略。デザインやスタイル等を統一すること。

トンマナについて詳しく知りたい方は、「トンマナの意味とは?トンマナを決める方法を事例からわかりやすく解説」の記事をご覧ください。

文章校正のポイント10選!

文章校正の重要なポイントを、10項目に分けてご紹介します。

チェックリストを作成する

闇雲に読み進めていくよりも、事前にチェックリストを作成しておき、それに沿って確認することをおすすめします。確認が必要な点が明確になるため、うっかり見逃してしまうことを防げます。また、書き手側の目線では気付かなかった間違いも、チェックリストを活用して客観的に見ることで気付きやすくなります。

前項に掲載しているチェックリストをもとに、自分が忘れやすいポイントや、媒体で重視されている事項などをまとめるとよいでしょう。

全体を見直して二重でチェックする

文章全体の校正が終わったら、もう一度初めから読み返しましょう。または、複数人で確認するなど、いわゆる「ダブルチェック」をすることで、見落としが格段に減ります。1回目のチェックでは気付けなかった文法の誤りや、文章の違和感も同時に発見することができます。また、文頭から読むと、無意識に飛ばして読んでしまうこともありますが、全体を読んだ後に、再度、一文ずつ逆から読む「逆さ読み」も、誤字脱字を見つける際に有効です。

文法に誤りがないか確認する

文字や単語だけでなく、以下の点に注目して、記事全体をチェックしていきます。

  • 日本語の文法として正しい表現になっているか?
  • 文節の種類(主語や述語が指す部分)や句読点の使い方は違和感がないか?
  • 品詞(文末表現や並列助詞等、付属語)の使い方は適切か?

表記を統一する

文章として問題がないことが確認できたら、校正作業の基本である「表記統一」をしていきます。媒体によって表記ルールが定められている場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

  • 漢字や平仮名の使い分け、英数字、記号等の表記
  • 文末の形式(です・ます調、もしくは、だ・である調)
  • 一人称(僕・私、等)

これらが統一されていないと、読者に「読みにくい」と思われて離脱されてしまうケースもあるため、最低限のルールとして、原稿を書く際にも気を付けましょう。

使ってはいけない表現が含まれていないかチェックする

以下のような表現が使われていないかをチェックします。掲載する媒体の信用問題にも関わってくるため、細心の注意を払って確認します。

  • 差別表現
  • 過剰な言い回し、断定表現
  • 法律に触れてしまう表現(薬機法など)

三点リーダーの利用方法は適切か確認する

「三点リーダー」とは、「…」のように点々が3つ連なった記号で、多くの媒体で使用されています。基本的には「……」のように2倍(2つセット)で使うことが多いですが、必ず使用するという決まりはありません(媒体によっては、表記ルールが定められている場合もあります)。会話で無言の状態・文末の余韻の表現、内容の省略などの際に使うことが多くあります。

また、点々が2つ連なった「‥」のような記号は「二点リーダー」といい、三点リーダーと同様に使われます。

紙上でチェックしてみる

現代社会では、手書きの原稿よりも、パソコンやスマホ、タブレット等の画面でチェックする場面が多いですが、紙に印刷してチェックすることで目線が変わって、新たなミスに気付きやすくなります。また、デジタルにあまり慣れていない方でも確認しやすく、ミスを防ぐことができます。

紙に印刷して原稿を校正する姿

思い込みを捨てて取り組む

一度チェックした原稿でも、「間違いはないはず」と思って読み返すのではなく、リセットして初めて読むつもりで確認するようにしましょう。1回のチェックですべての誤りを校正するのはなかなか難しいものです。また、2回目のチェックの際は、先入観をなくすために一日空けてチェックしたり、自分が間違えそうな箇所をより重点的に見たりするのもよいでしょう。

時間間隔をある程度空けて読む

作業が長時間に及ぶと、集中力の低下などで見落としが多くなってしまうこともあります。適度に休憩を入れて、何度か繰り返し読んでみるのがオススメです。

声に出して読む

文章は、読み手に伝わらなければ、意味がありません。わかりやすい文章にするためには、音読してみましょう。声に出すことで、文章の違和感がより顕著になるため、適切な表現や言い回しを選ぶことができます。

Wordの文章校正機能の使い方

原稿作成ツールとして、「Microsoft(R) Word」を使用している方も多いでしょう。実は、Wordには、自動で文章校正をしてくれる機能があります。ただし、すべての誤りを発見できるわけではないため、あくまでも補助的に使うのがおススメです。

  • 文章校正の結果は、下記の手順で表示できます。

ツールバーの「校閲」タブ→「スペルチェックと文章校正」

Wordの校閲

 

もしくは

メニューバーの「ツール」タブ→「エディター」→「スペルチェックと文章校正」

  • 文章校正のチェック項目は、下記の手順で設定できます。

メニューバーの「Word」タブ→「環境設定」→「文章校正」

文章校正におすすめの無料ツール2

WEB上の無料ツールでも文章校正が可能です。おススメの2つのサイトをご紹介します。

PRUV(プルーフ)

PRUV」は、会員登録不要で利用できる手軽な校正ツールです。テキストボックスに文章を入力して、「チェック開始」ボタンをクリックするだけという、初めての方にも使いやすい仕様になっています。ただし、1回あたりの登録文字数が400文字に制限されるため、ボリュームのある原稿のチェックには、時間と手間がかかります。

Enno(エンノ)

Enno」も会員登録不要で使用できる校正ツールです。使用方法も「PRUV」と同じで、テキストボックスに文章を入力して、ボタンをクリックすると誤字脱字や変換ミスを抽出してくれます。

ツールによってチェックしている部分が異なるため、複数のツールを使用して、ダブルチェックをしておくとさらに安心です。最初に使ったツールでは検出されなかったミスが検出される場合もあります。

まとめ

文章校正とは、原稿と比較しながら、誤りや不備を直して、より読みやすい文章にしていく作業のことです。文法や表記、禁忌表現等のほか、媒体ごとの表記ルールも確認しましょう。気を付けたいポイントやルールはあらかじめチェックリストにまとめて、リストを見ながら確認するのがおすすめです。

WordやWeb上の無料ツールなど、文章校正機能も併せて用いると、より校正の精度を高めることができます。


パンタグラフでは、文章校正を含め、高クオリティの記事制作を行っています。ターゲットに響くテーマを設計し、良質なコンテンツを制作することで、検索上位を狙い、コンテンツマーケティングの成果を高めていきます。

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